君は、災害時のトイレについて、考えたことがあるか?
と仰々しく始まりましたが……。
我が家には数年前に購入してほったらかしの、いざとなったとき用の災害トイレがあります。
でもそのまま。ほったらかしですし、なんなら邪魔やなーと思っていたくらいです。
あれ、何が入っているんだろう?
やたらとサイズがでかいんですよ。うちの。
でも、今回講座を受けて、一度出して確認してみるって大事だなと思ったのでまず一番はじめに書いてみました。
何の講座かというと、
2021年6月25日(金)に開催された『収納と防災のプロが伝える 命を守る&簡単な備蓄のコツ』。
講師は片付けのプロ、『暮らしのおくすり』波多野友美さんです。
静岡県民は、40年くらい前からずっと『東海大地震』(現在は南海トラフ巨大地震)という名の大きな地震がくるとされ、小学校の時から防災訓練にいそしみ、現在も地域で年に3〜4回くらい防災訓練がある、全国でも熱心な地域。
とはいえ、非常用リュックは買ったままだし、台風などで停電があった時、急いでランタンを買ったりといった感じだし、
わたしがやっていることといえば、イワタニのガスボンベを多めに買っておき、冬はコンロで鍋をやり、いつでも使えるようにしていることくらいかなあ。
でも今回の波多野さんの講座を受けて、甘っちょろいことを言っていてはいけないなと感じた次第です。
なぜ防災と片付け?
なぜ防災と片付けなんだろう?という疑問を抱いていたのですが、
しょっぱなに解決しました。
「収納家具の位置が悪いだけで、死にます!
物が散らかっていると、避難経路が塞がれます!
家具家電の上に物があると落ちてきます!……うんぬん」
そうか、たしかに。
そして片付けと防災はつながっていたんだ。
先起こることを予測して、そのために何が必要か考え、手を打っていくところが、防災と片付けの共通するところなんだな。
過去の災害に学ぶ
過去の地震や災害をあらためて聞くと、やはり怖いですね。
あの被害も甚大だった東日本大震災の死者は2万2千人でしたが、
南海トラフ巨大地震の被害想定はなんと32万人!30万人も多い⁉︎
え、あの東日本大震災より、全然規模がでかいの?
その中で静岡県は10万人にものぼるそう。
3分の1、静岡人やん。
やばいなこれは。
(そして今回初めて南海トラフがなんなのかを理解した……)
そして学んだことをメモ書きしていきます。
(講師に迷惑かからん程度に)
避難所はあてにしないこと。
自分の身、家族の身は自分が守るしかないこと。
想定できる準備はしておいた方がいいこと(何回も聞いているけど、やっぱりそこまでやっていないんだよね)。
近所付き合いもしておくこと。
準備は人によってできることは違う。
車の中にも防災用品を入れといた方がいい。
で、あれこれ詳しく対策方法や、実際にどんな器具で守った方がいいかを教えてもらいました。
家具の固定方法も、これやっときゃいいだろうと思ったのが、実はもう時代遅れだったりとか。
そろえておきたい自宅避難生活用品の目安などもレクチャーしてもらいました。
水は1日3リットルで、2週間分!
生活消耗品は2ヶ月分!
食料2〜3週間分と、そして簡易トイレも準備!
いや、まったく足りていません。
トイレは一番大切!
その中でも大切なのが、トイレ!
講師の波多野さんは、いろいろな種類のトイレを実際に使って試しています。
そして今回の講習でも実物を見せてもらいました。
種類により一長一短ありますね。
付属の袋はこれが臭わないなど、実際に使わなければわからないこと。
やっぱり一度中に入っているものを確認してみないと、わからないもんです。
このセットには入っているけど、こちらには入っていないものとかもありましたし。
これで冒頭の言葉になるわけです。
うちのも試してみないとな……。
最後はパッククッキング
パッククッキングの存在は前に足立美和さんに伺って知ってはいたのですが、そのまま忘れ去っており(苦笑)、ご飯もたけるとは知りませんでした。しかも、そのまま食べられるので、お皿を汚すことがありません。なるほど。パッククッキングはたまに実験がてら試してみる必要がありそうです。
それから、パッククッキングのためには卓上コンロ用のガスボンベ。
これももっと購入しておかねばなりませんね。
おみやげ
こちらの講座、おみやげつきでした。
エマージェンシーシート(100均じゃないやつ)や、笛&ライト、ポケットトイレ、三角布がわりになる手ぬぐい、除菌シートなどなど、このポーチに収まるようになっており、これを車とかバッグに入れておけばいいってわけです。
さっそくバッグに忍ばせました。
至れり尽くせり。
おわりに
いやはや、盛りだくさんであっという間の2時間でした。
想像以上に『南海トラフ巨大地震』の被害は大きいということと、
想像以上に国や町からの援助は期待しない方がいいということ。
避難所は過酷だということ。
そして援助が始まるのはかなり時間が経ってからになるため、自分であらかじめ準備するしかないということ。
まずは自分で自分の身や家族を守らなければならないってことです。
それと、近所付き合いも大事。
備蓄に関しても、いろいろ足りない部分が多いので、少しずつそろえて、家族にも伝えていきたいと思います。
いやー、全然足りないぞ。
講師のともちゃん、勉強になりました!
生活の中に落とし込んでいきます。
おまけ
今回の講座に使ったレジュメはなんと60枚近く!
それもちゃんとファイルしてあり、家に帰ってみたら、なんと背表紙にまでシールが貼ってありました。この気遣いがもう♡
大事に見返します。