先日掛川でプペルの光る絵本展をやっていた、その隣り『大日本報徳社大講堂』を名倉 光子さん(名倉メロン農場のお母さん)に案内していただきました。
こんな歴史のある建物が掛川にあると、20年住んでいるのに初めて知りました。
改めて案内していただいて分かる、歴史の重み。もう歴史好きとしては大興奮でした!
『大日本報徳社』
松に囲まれた正面からの外観は、ゴツい屋根瓦が覆うどっしりとした男らしい風貌。
講堂の中には靴を脱いで入ります。
一人で興奮してシャッターを切る。
写真でどこまで伝わるかわからないけれど、何畳あるんでしょう?
小さな幼稚園なら運動会が出来そうな広さです。
さて、何畳あるか考えてみてください。
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正解は!
81畳敷でした!広い!
このだだっ広い畳敷の講堂の2階をぐるりと廊下が囲んでいるのだけど、欄干や奥に見える部屋の造作は洋風。光が射しこむ窓枠も洋。 洋と和が、不思議と溶け込みマッチする空間です。
演壇の向かいに掛かっている書は、なんと初代総理大臣の伊藤博文のもの! わたしにしたらアイドルのサイン色紙みたいなもんです😆
こちらの大講堂、日本で2番目に立てられた公会堂とかで、現存する公会堂では最古。国の重要文化財に指定されていました。
仰徳(こうとく)記念館
プペルの絵本展が開催されていた、隣の建物へ。 こちらは仰徳(こうとく)記念館。 こちらは有栖川宮熾仁親王の邸宅の一部を移築したもの。 以前ライターの仕事で、有栖川宮熾仁親王を調べていたところだったのでこちらも興奮します。
暖炉があったり、当時のオルガンが置かれていたり、電灯一つとってもお洒落。
ちなみに掛川以外の人のためにちょこっと解説。
大日本報徳社は、 二宮金次郎(尊徳)さんの教え「経済と道徳」はどちらが欠けてもいけないという教えの本拠地。 (ざっくりww)
「報徳の思想を形成する四つの柱は、「至誠」「勤労」「分度」「推譲」という言葉で表されている」とのこと。 それぞれの意味↓
真心を持ってことにあたる
積小為大
分をわきまえる
譲る心を持つ
今強く思うのは、お金や経済中心で動く時代は終わったなということ。
尊徳さんの教えに時代がやっと追いついたのかな?
またゆっくり伺いたいと思います😊
200円で見学できます。
▼詳しくは掛川市ホームページにてご覧ください https://www.city.kakegawa.shizuoka.jp/gyosei/docs/9389.html