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ありのままで、イマここを生きている「ままここ」。アラフィフにしてフリーランスに転向した女は果たしてフリーとして生きていけるのか?

上野千鶴子教授に学ぶ、ケンカに勝つための10ヶ条。

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こんにちは、てらっちです♪

 

女性のジェンダーについてものすごく考えさせられる1冊に出会いました。

東大の入学式での祝辞で物議をかもした上野千鶴子教授。彼女を師匠にもつタレント遥洋子さんが、彼女から学んだことを書き綴った1冊。

 

『東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ』

東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ (ちくま文庫)

東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ (ちくま文庫)

 

 

タイトルがすごいwww

 

女性は何故立場がこんなに弱いのか。

なぜそれでもみんなあまり文句を言わずに世の中がそれで通ってしまうのか。

 

男女共同参画は少しずつ男性の育休などで進んでいるようですが、女性の地位向上について調べて辿ると、どうやら上野千鶴子教授の存在がそこにあるようです。

 

今回のブックレビュー、遥洋子さんの著書から、上野千鶴子教授について学んだこと。

 

わたしもケンカに強くなりたい、と心から思った一冊。

 

上野千鶴子さんにハマっている

上野千鶴子教授にハマってます。

 

ちょっと前に『おひとりさまの老後』の本でブレークしましたね。

おひとりさまの老後 (文春文庫)

おひとりさまの老後 (文春文庫)

 

 

最近で上野千鶴子教授といえば、東大の入学式での祝辞が物議をかもしたことが記憶に新しいかも知れません。

 

その物議をかもしていたときに注文していた1冊が、急いで増版されたらしく、先日やっと届きました。タイトルがすごいですよ。

 

『東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ』

遥洋子著

東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ (ちくま文庫)

東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ (ちくま文庫)

 

 

東大の物議から、上野千鶴子さんてどんな人なんだろうと、何冊か分かりやすそうなところから読んでいまして、そしてタイトルだけに惹かれたこの1冊も注文。

 

で、読んだら止まらない。

 

で、今動揺しています。

 

途中までは、すごく面白く、ケタケタ笑って読んでたんですね。ええ。

それが途中から、変わって行きました。

 

途中まで読んだ時点で、これ面白いわー!とブログに感想を書き始め、その時点で3000文字書いていたのですが、最後まで読んだら面白いで済まなくなってきました。

 

伝えたいのはここじゃないと。

 

ただ、面白いで終わっちゃいけない。

 

わたしの根幹を問う本だと気がついたんです。

 

 

著者はタレントの遥洋子さん

著者の遥洋子さんはタレントさん。

討論番組などでオッサン達に「女は黙っとけ!ブス!」な感じでボロクソに言われ、オッサン達に議論で勝ちたい!ということで、あちこちで学んでいくうちに上野千鶴子さんに師事を乞うことになったそう。

 

ただ、その上野千鶴子教授がとんでもない人。

 

授業となると戦闘態勢になる上野教授。

学生だろうがタレントだろうが容赦ない。

言葉が剣と化し、安易に発した言葉の細部の細部まで目を光らせ、小さな違和感を見つけては問いただし、追求し、言葉で追い詰め、その人の心をグリグリと抉ります。

いやーこの人のそばにいたくないわ(笑)という印象。わたしも泣くかも。

 

そして、ひらがなのほとんど存在しない学術論文や文献がドサッと置かれ、これを全部読めという。

血の気が引く遥さん。

 

他人事なので、ねじ伏せられる遥さんを笑って読んでましたが、正直、上野千鶴子教授と関わりたくないわー。

というのが第一印象でした。

 

 

上野千鶴子という人

これまでの上野さんに対するわたしの印象は、東大入学式の件から、気が強くて、頭の回転がめちゃくちゃいい人、くらいにしか思っていなかったんですね。

 

読んでいて分かったのは、想像以上に、この人がタダモノではないということ。

私的には、次回のお札にしてもいいくらいの人に昇格してます。

 

上野千鶴子教授は、フェミニズムの最先端で、鬱蒼としたジャングルのように道のないところに切り込んで、誰よりも前に出て闘ってきた人でした。

 

平塚らいてうや、市川房枝などが少しずつ切り開いてきたとはいえ、それでもまだジャングルはジャングル。

女は3歩下がって後ろを歩いとけの時代。

家でおとなしく家事をやり、安い賃金のパートでがむしゃらに働き、子育てをし、そこに幸せを見い出せと。

それがあなたの幸せよ!という社会からの圧力。

その圧力にさえ気づかずに、当然の事として歩いてきた人も多いと思う。

 

でも違和感は感じるんですよね。

 

なんか、おかしくない?

なんか不公平じゃない?

 

そのなんかへん……で終わってるのがわたしでした。

 

その「なんか」を言語化して、男社会に切り込み、道をバッサバッサと切り拓いてくれた人の一人、それが上野千鶴子教授。

 

今、男女共同参画とか、男性の育休とか、会社で女性のパンプスを強要しないで問題とか、ネットでわいわいやっているけれど、そしてわたしはこう思うって偉そうに意見していたけれど、公の場で堂々と言える社会にしてくれたのがこの先人たちのおかげ。

 

昔はきっと今よりよほど風当たりも強かったでしょうし、ジェンダーなんて世の中に存在しない言葉だったから、理解すらされない時代だったでしょう。

どれだけ彼女が罵倒され、避難され、屈辱を受けたかわかりません。

 

ただ、それらを一蹴し、議論の場で組み伏せる技術を磨いてきたのが、上野千鶴子

 

カッコイイ♡

 

会ったこともない上野教授が急に存在感をましてきました。

 

 

ケンカに勝つための10ヶ条。

議論は格闘技。

東大ゼミでの議論のさまを読んでいると、本当に格闘技であると思います。

 

それを習いたいと思っている私がいます(笑)いや、最後に遥さんが念を押してますが、東大で別にケンカを教えている訳じゃありませんからね、社会学ですよ、社会学

 

この本では、遥さんが学んだ上野千鶴子のケンカの仕方を最後に10ヶ条としてまとめてくれています。

 

これを身につければ怖いものなし!

 

本の内容を読まないと意味が分からないとは思いますが、10ヶ条をさらっと書きます。詳しくはその目で確認してくださいまし。

 

1.「だって」と言い訳しない。「それで何が悪い」と開き直る。「自分が可愛くて何が悪い」「母親らしくなくて何が悪い」

2.「〇〇?わからない」とつぶやく。反論、弁明などのリアクションではなく、相手が無自覚に使用している言葉や表現に対し、質問する。

3.「〇〇ってなに?」文化って何?国家ってなに?母親って何?愛ってなに?どちて坊やのごとく、質問ぜめ。(どちて坊やを知らないかww)

4.質問にそのまま質問で返す「言ってみろ、君にとって大事なものはなんだ?」「あなたは?」

5.広い知識を持つ。専門バカになるな。広い視野を持つこと。熟読でなく、多読をすること。

6. 枠を超えた発想をする。そこにある枠を疑うことで初めてその枠の存在を認識できる。

7.言葉に敏感になる。小さな言葉のミスを待ち、そこを突く。

8.間をあけない。相手に考える隙を与えずに振り回す技法。頭の反射神経が必要

9.声を荒らげない。声を荒らげる上野教授は見たことがないそう。

10.勉強する。質問が攻撃性を帯びるか、単なる謙虚な質問に終わるかはここにかかっている。勝つためには、頭を鍛え、知力と頭瞬発力、柔軟性を身につけるしかない。 

 

男どもにケンカで勝つ。

今回のこのケンカの仕方10ヶ条は、相手の発言を理論をバックに、力技でねじ伏せる方法。

 

この技、もしかしたら本当に女性に必要な技。

 

なんだかわからないけど、不幸。なんだか知らないけど、損してる?

でも幸せ?なの?

???

?????

女性はこうあるべき、男性はこうあるべきが、今の令和の時代にも、まだまだ浸透しています。

 

なんとなく世間全体が女性にたいして作り上げてきた思想。その思想が足の先から頭のてっぺんまでどっぷりと浸透していることを、まず知ること。

 

そして勉強して、そのよくわからないワクに抵抗して取っ払わなきゃ自分の幸せなんか掴めないってこと。

 

なんか分からないからうまく言い返せないんだけど、その「なんかわからない」ものを言語化してくれているのが「フェミニズム」であり、学び。

 

彼女のように言えないから困るんだけど、そして本文中に出てくる文献のところは何度読み返してもよくわからないんだけど、著者の遥さんは、タレントという性質柄、上野教授から受け継いだ教えや精神を、分かりやすく講演会で話して回ってるそう。

 

この本がちょうど20年前の発行だから、昨今の女性のちょっとずつ上がっている地位は、このコンビが撒いてくれた種が、今少しずつ芽を出しているのかも知れません。

 

それが、男性の育休とか、パンプスなんていう、いろんな問題につながっているのでは?と思います。

 

パンプスを履くことが問題だなんて気が付かなかったでしょ?それが気がつかなかった枠であり、問題。スカートやズボンを選べるようになった学校なんていうのも、枠を見つけて取っ払った事例。

 

 

政治を見ても、企業を見てもまだ女性の地位が低い日本ですが、少しずつ、時代が動いてきているのかもしれません。

 

わたしの根幹

わたしの根幹は、ずっとこのジェンダーに苦しんできたことにあります。

 

母がそうでした。

母は女性であることを嫌い、ズボンしか履きませんでした。

家事も嫌い、料理も嫌い。女って損。

 

子供の頃から聞かされてきた言葉です。

 

そしてわたしも結婚してからずっと悩んでいたことが、結局このジェンダーなんだろうなと。

 

あれやっちゃだめ、これやっちゃダメ。

こうあるべきのがんじがらめ。

 

まだそのがんじがらめがまとわりついている状態。これでもだいぶ切り取ったんですけどね。

 

ただ、これが私だけではなくて社会全体のものだということを20年前の本から教わったのでした。

 

それこそ20年前に読んでいたら、もっと選択肢が違っていたかも知れません。

 

 

いや、まだまだこれから。

 

上野教授のように声にして闘わなければ。

 

言っても直ぐには分かってもらえないけど、言わないともっとひどくなる。

 

声を上げること。

 

どうせ声を上げるなら勝ちたい。

 

心の中が本を読んでいる途中からずっとモヤモヤして来ました。

なら、上野千鶴子に学んでみたい。

 

もっと学びたいし、女として自分のやりたいことを追求したい。

もっと学びたい熱がスパーク中です。

そして最後にもう一つ。

力強く思ったのがこれでした。

 

 

 

 

上野千鶴子のように

ケンカに強くなりたい。

 

 

 

 

そんなことを考えた、今回の一冊でした。

 

てらっちでした♪

 

追伸。

上野千鶴子教授の雰囲気が分かる、最新の対談のリンク貼っておきます。

 

東大生がインタビューしたもの。

今年の入学式での祝辞について、東大生が上野千鶴子先生に直接聞いてみた | UmeeT

本から受ける上野千鶴子教授のイメージが「わーそのまんまだわー」とよく分かるインタビューです。

 

 

今回ご紹介した本 

東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ (ちくま文庫)

東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ (ちくま文庫)

 

 

おひとりさまの老後 (文春文庫)

おひとりさまの老後 (文春文庫)