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ありのままで、イマここを生きている「ままここ」。アラフィフにしてフリーランスに転向した女は果たしてフリーとして生きていけるのか?

少子化を克服した国、フランスの保育事情。ブックレビュー。

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某元大臣にぜひ読んでいただきたい一冊。

少子化問題はこういう本を読んでから語ってもらいたいものです。

 

『フランスはどう少子化を克服したか』

フランスはどう少子化を克服したか (新潮新書)

フランスはどう少子化を克服したか (新潮新書)

 

 

著者はフランス在住の日本人ライターさん。

 

ご自身のフランスでの出産体験や保活から「少子化対策に成功した国」の育児事情をリアルに教えてくれる一冊です。

 

もう、日本とのあまりの保育環境の違いに驚き、そして憧れてしまいました。

 

 

フランスの育児事情

教育はフランス国家予算の配分率が最も高い分野だそう。

 

いいなあ、なんて思っていたら、実はフランスも少子化が懸念された時期がありました。

そこから国を上げて少子化対策に取り組み、

親たちの負担を軽減するために、保育学校の他に(フランスでは3歳から保育学校に入るのだ!) 、医療 、経済 、心理 、労働など、あらゆる面でサポート体制が取られました。

 

そして市民も一緒に親子を応援してきたことで少子化を克服してきたというイメージです。

 

フランスは過去 1 0年 、合計特殊出生率 (一人の女性が生涯に産む子供の平均数 )を 2 ・ 0前後で維持し 、 「少子化対策に成功した国 」と言われています 。週 3 5時間労働制で働く父親 ・母親が家庭で過ごせる時間を増やしながら 、多角的なサポ ートを強化して 、いつしか西欧でも指折りの 「子供が産める国 ・育てられる国 」になりました 。

 

そのベースにこんな考え方があるそうです。

 

「子育ては大変だと認められている。こんなハードなこと、親だけでできるわけがない」

 

あー、いいわ。わかってくれてるって、嬉しい。

 

フランスではこの概念が、市民にも浸透しているということです。

 

だからまわりがすぐに手を貸してくれる。

親戚 ・ご近所 ・友達付き合いをはじめ 、社会全体が見守ってくれる。

 

バスや電車では幼児連れに席を譲るというのも驚きです(日本じゃ子どもは立ってろ!って空気がありませんか?)。子どもが癇癪を起こしても、もちろん舌打ちされたりすることもありません。

 

そして逆に、子どもが車内で放置されたり、一人で公園で遊んでいるときには、すぐ通報されるそう。

 

でも社会で気にしてくれているってことですからね。一人ぼっちで育児をしているんじゃないって環境、ありがたいと思います。

 

パパの育休

今、日本でも男性の育休を言われていますが、フランスでは育休取得率はほぼほぼ100パーセント。

男性の育休はなぜ取るのでしょう。

パパが育休取ったら会社での居場所がなくなっていた……なんて話がつい最近SNSでも流れてきました。

 

だから男性の育休っていらなくない?

 

でも男性の育休の意義が、この本で初めてわかりました。

 

 

実は、男性は育休を通して父になることができるんです。

 

 

フランスでは二週間、国と企業から育児休暇を与えられ、その間に育児を経験します。

 

子どもに振り回されながら。

産後のママを休める時間でもあり、そして自分が父となる自覚を持つ時間でもあります。

 

そしてママとぶつかって、恋人だった二人が家族になっていく、そんな大事な時間が育休なんです。

つるの剛士さんも言ってましたが、「育休」という単語がいけないですよね。

 

だっておそらくみんな休んでいる暇がない。

 

たぶん戦争です。

未知の事態との戦いです。

 

でも一緒に産んだ子どもですもんね。

パパも一緒に子育てをやるべきですよ。

 

フランスの保活事情

保育園のあり方に、問題がないではありません。

でもそれを乗り越えるために、母親アシスタントという人たちがいて、またそれとは別にシッターさんもいる。

保育園に落ちても、選ぶ範囲が日本より広いと言った印象です。

収入が低ければ国からの支援も手厚くなるようです。

 

ただ、シッターさんの質が問題だったりするようですね。問題がないわけではありません。

 

しかし、何より3歳になると、全員「学校」にはいるんです!

 

学校ですよ、学校!幼稚園じゃないんです。

 

それまでにオムツを取らなきゃいけないとか条件はあるようですけど、

だから、ママはそこまで頑張れば大丈夫と、母親アシスタントを探したりシッターを見つけたりと奔走します。

 

 

妊婦健診にサイフはいらない。

フランスでは出産にかかる医療費も手厚く保障されていました。

 

妊娠判明から出産までの 8ヶ月間で受けた無料の医療ケアを著者はずらずらっと書いています。

婦人科検診10回

エコー3回、

夫と一緒き血液検査、

歯科検診、

出産準備クラス6回、

その他、産前後4泊5日の入院、

血糖値コントロール研修、

産後骨盤底筋リハビリ 1 0回

まだまだありますがら

これだけのことをやっても無料は本当にありがたい。

中には無痛分娩も入っているんです。(自分で選べるそう)

 

フランスは自分で勝ち取ってきた

いきなり羨ましいところばかり見てきましたが、著者さんが最後に語っていたことが心に響きました。

 

それでも 、フランスの保育学校から得られる一番の示唆は 、 「初めは個人の熱意だった 」ということではないか、と私は考えています。

 

フランスって、フランス革命が象徴するように自分たちの権利は自分で取ってきたんです。

そしてあとがきでこう書いています。

 

何よりも感銘を受けたのは 、フランスの保育 ・教育現場にいる方たちの力強い姿勢でした 。保育 ・教育を国の最優先課題として取り組んでいるこの国でも 、現実はバラ色ではありません 。それでも現場の方たちは理念をあきらめず 、それに 1 %ずつでも近づこうと 、声を上げることを厭わない 。 「フランス人は文句が多い 」と国家教育省の方も苦笑していましたが 、それは常に現状に満足せず 、 「もっといい世の中にできる 」と考えることをやめない 、信念の裏返しでもあるのです 。

 

まとめ

私たち日本人は、裏では文句を言うけど、直接相手を目の前にすると、口ごもることが多い国民です。

 

「もっといい世の中にできる」と信念を持ち、声を上げて行くところから未来が築かれると、フランスの人たちが圧強めで言ってきている、そんな気がしました。

 

少しずつでも、安心して子育てができる国に。

 

今日はこの辺で。

てらっちでした♪