こんにちは! てらっちです♪
今日は彼岸、最後の日です。
我が家では、正月前、お彼岸、お盆としっかりと墓参りをするので、春の彼岸の墓参りに行ってきました。
しばらく暖かい日が続きましたが、昨日今日と花冷えし、風が冷たい日でしたね。
旦那の母親も連れてお墓を2箇所回ります。
一つは面倒見る人がなくなったじいじのおばさんの墓。
そして、もう一つは隣の市にあるてらっち家のじいじの墓です。
じいじのとうさん、つまり旦那のじいちゃんは戦争で亡くなりました。
お墓の横に満州のなんちゃらいう陸軍病院で死んだと書いてあるのを、墓に供える花を切りながらいつも見ています。
戦争に行って死ぬってどんな気持ちなんだろうなと。
縁もゆかりもない国で銃で撃たれて重傷を負い、そして異国で死んでいく。
不安と寂しさと、郷愁にかられながら、命絶えていくのです。
寂しいだろうな、辛かっただろうなと思うのでした。
そんな人たちがごまんといた、世の中がトチ狂っていた時代。
そんな狂った戦争がない(とりあえず今の日本ね)時代に生まれて本当に良かった。
問題は多々あるけれど、あの戦争っていう理不尽なものは本当にどんなに正義ヅラしていようと、あってはならないと思うのでした。
そして満州に行ったじいちゃんが戦争でなくなり、5人兄弟の長男であるじいじが働くことになりました。
まだ13歳。
親戚の家が工場をやっていたので、13歳からその工場に入り兄弟たちの生活を支え、60歳で定年を迎えるまで働きました。
そんな子どもでも一家を支えなきゃいけなくなったんですね。
息子たちは、しっかりと大学を出て働きに出ました。
それを幸せだなーと思ってくれればいいんですけどね。でも不幸なことを実体験しないとなかなかその幸せには気がつかないかも。
じいじ、いい人でした。
まあ、お酒が大好きで呑んだくれて悪さばかりやった伝説の持ち主。まあ家族曰くしょうもないじいじでしたが、でも嫁の私にはとても優しくしてくれたじいじでした。
そんなことを墓で考えず、今パソコンの前で思い起こしてしみじみしている私(笑)
将来このお墓に入るのかしらねえ。
すごい人たち(飲兵衛)が揃っていそうで、いやだなあ(笑)
まあそんな、春のお彼岸でした。