こんにちは! HSPてらっちです♪
(HSP とは、Highly Sensitive Person人の気持ちや刺激に敏感すぎる人のことです)
気の小さいわたしが前向きに人前に出られるようになった秘訣を伝授するシリーズ。
今日は[他人を観察してみる]です。
仕事や人づきあいで、HSPは断りづらい気質を持っています。人の気持ちを必要以上に読んでしまうので、相手を傷つけてしまうんじゃないか、自分が断ることで、誰かがその分の作業を、負ってしまうんじゃないか、と頭の中でぐるぐるしてしまうんですよね。
そして断ってしまったあと、「えー、なんでー?」と言われたら、またこちらの気持ちも必要以上に傷つくんです。ああ、断ったから気分を悪くさせてしまったって。
相手はそこまで感じていないにもかかわらず。
そんなことありませんか?
だから次第に断らない方向へ、出来るだけ自分がやれることはやろう、とがんばっていくんです。
断ったために、相手が傷つくこと
断ったために、自分が傷つくこと
両方を恐れるので。
そして一生懸命にやって相手が喜んでくれることにも敏感なので、さらにマジメになりがちです。
まじめにやることはいいのですが、それはそれで自分の人生を犠牲にしてまで行動してしまうこともしばしばありますよね。
残業や、会社の仕事を断ることなく請け負って、さらにはサービスで家に持ち帰ってしまったり、そして身体を壊してしまうまで働いてしまったり。
まず、他人を観察してみてください。
けっこう、気楽に生きている人がいます。
わたしの会社にも自分の道を歩いている人がいますが、本人はそういう他人の分まで仕事を背負うことはしません、
うちの会社には「内職」があり、仕事が忙しくなると、社内の人にも「内職」をお願いすることがあります。
でも彼女は「えー、ムリです」とあっさり断ったんですね。それもかるーく。
軽く断って、「じゃ!」とあっさり帰って。
こちらもびっくりしました。それから上層部の受けが悪くなり、しばらく上司は彼女のことを悪く言っていました。
でも。
それも1,2ヶ月だけのこと。
しばらくすると、彼女の評価は元に戻っていたんです。それも「あの人は内職はやらない」という認知付きで。
わたしは内職をやってもやらなくても評価が変わらないことに、なんだかとても損した気になって、それから内職をだんだん減らしていきました。
彼女は内職を断ることで、自分の生活を守りました。
わたしは断れないことで、どんどん不満ばかりが増えて、しかも身体的に疲労がたまっていきました。
他にも、内職をしない人がいました。
その上層部の女性、お局さまです。
彼女は昔から、つまり下っ端のときからほとんど内職をしませんでした。
本人曰く、
「自分の家にまで仕事を、持って帰りたくない」
いや、みんなそうだから。
でも他人には頼むんですよね、内職。
一方、お局さまの同期の友人は断れない人で、「わたしがやらなきゃ!」という使命感を持った人だったので、すべてを請け負い、どんどん疲弊していき、すえには顔面神経痛や、ひどい肩こりに悩まされるように。
それでも出世したのはお局さまの方。人の采配や仕事を、回す力を認められてのことでした。
まじめにやれば認められる……のは、支配している人に認められるだけで、出世できるわけではないんですよね。
要するに、支配側にとって、美味しい人間でしかないのです。
身近にそんな人はいませんか?
自分を大事にして、ちゃんと断れる人。
他人にはやらせるっていうのはどうかと思うけど、でもちょっと嫌われても、なにか言われても、大丈夫、というのがわたしの観察結果です。
「断る力」を持つ人はそれはそれで通っているって思いませんか?
そして、自分の生活をその人たちは守れているって思いませんか?
まずは、周りを観察してみてください。
もしかしたら、あなたも断っても大丈夫なのかもしれません。
てらっちでした♪