こんにちは!てらっちです♪
退職物語の続き。まだ退職してません(笑)
何度かこちらでお話している通り、退職間近になっています。
なぜか70歳代のおばちゃんも私と一緒に辞めるということになり、おばちゃんも辞める気満々でいます
そしてそして!
じゃじゃーん!
なんとか新しい人が入ってきました!
その新しい人たちはちゃんとパソコンのスキルを持った人達です!
やっと我が社に入ってきた、ちゃんとしたパソコンスキルを持った人、私が待ちに待った人材です!
ところが、この若い姉さんは言葉が悪い。
「やっべえ」
「すっげー、マジっすか」
など、まあ今どきの若者言葉なのですが、その言葉遣い、それがおばちゃんには本当に気に入らないものらしくて、こちらがびっくりするほど、怒り心頭しています。
私は、まあ子供もいますから、まぁこんなもんだろうという印象なのですが、おばちゃんからすると40も50も年上に対して、やっべえという言葉を使うということが信じられないと言うのです。
そんなにここまで怒れることなんだーとびっくりしていますが、それだけ彼女が今まで気を遣って生きてきた人生そのものを踏みにじられたような思いなんじゃないかと思います。
それともう一つ、彼女がとても怒っていること。
それは入って1週間経つか経たないかなのに、
「午後休みがほしいんですけど、有給は取れますか?」
という話をしたことのようです。
彼女はいままでほとんど有給を取ることはありませんでした。有給などとても許されない環境で、この40年間仕事一筋でやってきました。(もっともその環境を作ったのも彼女な気がするのだけれど)
70歳になってまで、いまだろくに有給も取らずに、そして社長が有給を取らせてくれないと嘆きながら仕事を必死でやってきているのに、入ってきて間もない若者が有給という単語を出したことが非常に頭にきたようです。
彼女にとっては自分の人生がすべて踏みにじられた、と受け取れたのではないでしょうか。
私がこれだけ我慢してきたのに、
私が休むことをずっと許されなかったのに、
そして私がこれだけ人生を棒にして仕事に一生懸命頑張ってきたのに、
年上に対してなるべく逆らわないように言葉遣いを気をつけてきたのに、
……この若者は全てそれに逆らうことをしている。
彼女にとっては信じられない存在でした。
そして今日言い出したのは、早く辞めたい。
の言葉。
いや、もう辞めるんでしょ?の言葉を呑み込んで話を聴くと、それ以上に1日も早く辞めたいということでした。
まぁいい歳なので今さっさと辞めても十分なのですが、彼女の1日も早く辞めたい理由がその若者と一緒に、この場所にいることが耐えられないということなんですよね。
彼女はひたすら繰り返します。
今の世の中は変わってしまった。昔とはすっかり違ってしまった……。
たしかに世の中はものすごい勢いで変わっています。
そして会社側より、働く人の権利というものが重んじられるようになってきたこの状況と、彼女がずっと耐えてきた状況がそぐわなくなってきているのも事実です。
今更彼女を説得するのも彼女の人生を全て意味のないことだったと告げるようなもんですから、早く辞めてゆっくりしたいね、という言葉をかけるだけにしています。そして、若い人はまあああいうもんだよと軽く流すように語りかけていますが、彼女の怒りはおそらく退職の日まで変わらないことでしょう。それかどこかで諦めに変わるのかもしれません。
さて、私の退職物語もだいぶ先が見えてきましたと言いながら後まだひと月位は軽くあるのでまた何かありましたらご報告致します。
てらっちでした♪