こんにちは! HSPてらっちです♪
(HSPとは?Highly Sensitive Person人の気持ちに敏感すぎる人のことです。)
どうやってHSPでも自己肯定感を高めていくか?のつづきです。
みなさんは、7つの習慣をご存知でしょうか?
自己啓発の基本とも言える、フランクリン・コヴィー博士の『7つの習慣』。
これができたら、本当に素敵な人生だろうな!と思うのですが、実はこれ
HSPにとっては、かなりの難題なんです!!
今日は『7つの習慣』をあっという間に挫折したわたしのお話から。

- 作者: スティーブン・R・コヴィー,フランクリン・コヴィー・ジャパン
- 出版社/メーカー: キングベアー出版
- 発売日: 2013/08/30
- メディア: ハードカバー
- この商品を含むブログ (9件) を見る
HSPは7つの習慣が苦手
『7つの習慣』は、第1の習慣から第7の習慣まであり、それをひとつずつクリアし積み重ねることによって、自分の人生を形成して行きます。
その中でも最初の最初、第1の習慣が
『主体性を発揮する』
というもの。
「主体性とは、どのような状況に置かれても、自分の価値観に基づいて反応を選択すること」
つまり、主体性を発揮するとは、自分の価値観に合わない時ははっきり断りましょう、というところに行き着きます。
わたしはずっと読み始めてから7年間、第1の習慣でつまずいてました。他人の心を読んで、他人が気を悪くしないように日々心がけ、嫌われないのが信条でしたから、『主体性』なんて発揮できるわけがなかったんです。
第1の習慣が、いつまでたってもまったくできないから、もうずーーーっと
自分てダメな奴だーっ
と自己嫌悪に陥ってました。
アドラー心理学も合わない理由がある
そしてアドラー心理学も自己肯定感の低いHSPには鬼門です。
とてもいい考え方ですし、人生の目指すところはここなんです。流行した『嫌われる勇気』も心が震える本でした。
しかーし!
その中の考え方、HSPにはかなりきついものがあります。
アドラーの中でも教えはいろいろありますが、本のタイトルにもある
『嫌われる勇気』が問題です。
「すべての悩みは、人間関係にある」
「悩みは、記憶や過去の原因から生み出されるものではなく、その人の隠された欲求により生ずる」
「人の評価など気にせず、自分の幸せは、自分で勝ち取るべきである」
HSPとして引っかかるのはこの辺りかと思います。
他人の評価を気にせず、自分の意見を伝える勇気を持とう、第1の習慣と同じです。自分の価値観を持って、他人に嫌われてもNOを言うんです。
学ぶうちに、さらに追い討ちがかかる
7つの習慣も、アドラーもHSPはやりたくてもできないんです。
他人の気持ちが気になってしまい、発言したくてもできないのに、そこを「それやれ」と突かれるとさらに萎縮してしまう。
自己啓発セミナーの仲間がいると、周りは7つの習慣をどんどん達成し、できていく。そんな人を見ると、さらに自分のできないところが目立って、自分を責めることになります。
自己啓発の本でさまざまなやり方を学んでもできないことを繰り返すことは、
それがさらに自己肯定感を低め、自分はダメなやつだと落ち込んでしまう原因にもなります。
そうでなくても自分を責める資質なのに、より追い込まれてしまうんです。
HSPはどこから始めればいい?
7つの習慣は、大前提がこの『主体性を発揮する』ところから始まります。
アドラーも、けっこうバッサリと『周りを気にするな!自分の意見を言え!』と身もふたもない言い方に聞こえます。(わたしはそう捉えた)
でもHSPは、実はその前にクリアしなければならないところがあるんです。
まず自分が、「もしかして傷つきやすい?」とか、「なんだか自己啓発セミナーに行っても心が苦しい」と思ったら、『7つの習慣』でいうところの、『第1の習慣』ができているか、確認してみてください。
主体性を発揮できているか?を、しばらく試してみて、自分を俯瞰してみてください。
(できれば本を読んで確認してくださいね)
自分の価値観がどこにあるのかを確認します。
仕事中心ですか?
家族中心ですか?
宗教中心ですか?等々。
他人の意見に反応的ではありませんか?
そして、自分の価値観に従って、主体性を発揮できますか?
半年、1年経っても改善がない。
主体性を発揮しようとしても意見を言うのが怖い。
なんだかどんどん心が苦しくなる
と感じる方は、まず、これらの自己啓発の前の段階が必要です。
『第1の習慣』ができていると感じればコーチングが可能です。主体性を発揮することができれば、7つの習慣のトレーニングを続けることができるでしょう。
アドラーの学びも追求できると思います。
でも第1の習慣ができない場合。
カウンセリング、または心を整える学習が必要だと知ってください。
今日はここまで。
てらっちでした♪