こんにちは! てらっちです♪
京都の旅をしてきました。
京都で何を食べたい?と聞かれて、答えていたのが「おばんざい」でした。どこかで食べることができたらいいなあ。
京都国立博物館の『京のかたな展』を見た後、お腹も空いてきましたが、そのまま目の前にある三十三間堂へ。
三十三間堂を、弓矢を射るところ、としか知らなかったわたしは、金色に輝くみっしりと並んだ仏像にやたらと感動しまくりました。
そして外へ。
もう1時半を回ってしまいました。
ごはん食べるところを探そう。
「何か食べるところ」とGoogleさんに聞きながら歩きます。
国立博物館と三十三間堂の間の道を、駅へと戻るように西へ。いくつかお店がありまして、めうつりしていましたが、しばらく歩くと、小さなお店がありました。
『四季の味 おくむら』さん。
「おばんざい」と書かれた提灯が提がっています。
店の中をのぞくと、狭い店内の壁際に並んだ椅子はすでにいっぱいで、席はひとつあいているくらい。
「もういっぱいだね」と旦那さんと話しながら、もう少し先へ歩きました。
それでもやっぱり「おばんざい」が気になります。せっかくの京都。お袋の味を食べてみたい。
二人で元へ戻り、今度は中へ入り、店の人を呼びます。
しばらくすると、「奥が空いてますから、どうぞ」と、お店のおばちゃんが登場。
「おばんざいですね?」
京都弁のイントネーションで聞かれる。
「?ああ、はい」
壁に向かって食事をする人たちの後ろを通り、店の奥へ。
そこにはカウンター席が並んでいます。
先客が2名。その奥にまた二席あるくらいで、この奥の部屋はいっぱい。
その席の目の前にあるカウンターの上には、おばんざいが大皿に盛られて5つも並んでいる。
どうやら、おばんざいを選ぶ人は、こちらの席のようでした。
旦那はおばんざいセット。わたしはぶぶ漬けセットを選びました。
カウンターの奥から、また別の店を仕切っているらしいおばちゃんが聞いてきます。
「ぶぶ漬けはお茶漬けですけど、よろしいですか?」
「はい!」
わたしもよく分からずに注文しているのだが、そういえば、ぶぶ漬けはお茶漬けのことだったか。どういう漬物の名前だろうと思っていた。
「おばんざいセット」は、おばんざいの中から3品選べる。
「ぶぶ漬けセット」は、おばんざいの中から2品選び、あとはぶぶ漬け用の漬物がつく。
両方とも1,100円だった。
「おばんざいを選んでください」
カウンターの上をのぞくが、目の前のメニューにあった「鯵の南蛮」を頼むと、すると、
「毎日あるメニューから選んでください」
と、ちょっときつめの語調で言われました。
なになに?
毎日あるメニュー?
▼こちらが毎日あるおばんざいのメニュー
▼わたしの選んだぶぶ漬けセット。おばんざいから2品選ぶ。
奥の2皿がおばんざい。鯖の煮付けと筑前煮。
手前の右が、ぶぶ漬け用のお漬物。こんなにたくさん!ごはんにはあられと海苔が盛られ、温められたお茶があとでやってきます。
お茶はほうじ茶。静岡県民からすると、ほうじ茶のお茶漬けは衝撃的。
▼おばんざいセットは3品選べる
旦那さんの選択したのは、肉団子、高野豆腐、かぼちゃの煮付け。
京都は味が薄いと聞いていたが、意外や意外。しっかりとした味付けで、美味しかった!
何よりうまかったのが、お漬物、ぶぶ漬けでした。
▼お漬物を乗せて。
▼ほうじ茶をそそぐ
▼こんなにお漬物がたくさん!
こんなにお漬物たくさんのごはんなんて、食べきれない!ちょっと多すぎない?
と思っていましたが、なんのことはありません。お漬物はたくさん乗せた方が断然美味しい!
山のように乗せて、ぺろっと食べてしまいました。
ただね、わさびがどこかに隠れていて(わたしがお漬物で隠したと思われる)最後にまとまって口の中に入ってきて、思わず叫んだのは、内緒です(笑)
そうそう。
目の前に新聞の切り抜きがありました。
2002年に開店したことお店、55歳以上で募集をかけるそう。そういえば、おばちゃんばかり。
まだ新人さんなのか、注意されながら店を走るおばちゃんがいました。
おばちゃんたちに支えられているこのお店。
美味しかったです。
ごちそうさま!