こんにちは! てらっちです♪
先日ジュリーがライブ中止をした件から、客が少なかったときのミュージシャンの神対応のツイッターや話題が多く流れてきました。
その中の一つ、忌野清志郎のライブの話にわたしは胸を打たれたのでした。
わたしゃ、もう涙なしでは読めません。
沢田研二が7000人しか入らなかったからライブ中止だと?
— 文明堂チョコラーテ (@chocohobo) October 18, 2018
お前はプロか?
30年以上前に佐賀県武雄市であったRCサクセションのライブ。俺含めて10人くらいだったぞ。忌野清志郎すごく楽しそうにアンコール3曲くらい歌ってくれた。未だにあのライブを超えるものに出会ってない。
詳しくはこのツイートを見てほしいのだけど(その時の状況や後日談など詳しく追加して書かれています)、清志郎の考え方って、やっぱり人とちょっと違うというか、心にかなり健全な考え方をしているなと思ったので、そのことを書いてみよう思います。
まずはこちらのツイートを簡単にまとめます。
このツイートを書いた「文明堂チョコラーテ」さんが高校3年生の時、期末期間中でしたが長崎で行われた清志郎のライブに行ったんです。そこは客も大入り大盛況のライブで大盛り上がり!翌日、佐賀のも見たい!と仲間と自転車こいで、佐賀県の武雄市のライブにも行ったんですって。
ところがどっこい。
なんとそこでは10人ちょっとほどしかいなかったと。
それでも「
よぉ〜こそぉ〜 よく来てくれた! このコンサートに! よく来てくれた! こんな夜に! よく来てくれた! わざわざここまで! よく来てくれた! よぉ〜こそぉー」
清志郎はご機嫌で、ちゃんと長崎とは違う構成で歌ってくれて。
最後はステージ袖でメンバー全員がしゃがみこむように握手してくれた。清志郎はここ人口少ないんだねえwと笑ってた。その日は興奮して全く眠れなかった。雨上がりの夜空にを客席で知らないお客さんと肩組んで半泣きで歌った。あのライブは僕の宝物です。
— 文明堂チョコラーテ (@chocohobo) 2018年10月19日
ああ、これ。
「ここ人口少ないんだね」
この一言。
ここを拾う?と思うかもしれないけど、この一言ってすごい言葉だと思ったのですよ。
この誰も責めないこの言葉。
この、誰も責めていないっていうのが、なかなか出ないと思ったのね。
客が少なかったらね、私だったら自分を責める。(そういう性分なので)
ああ、私って人気なかったんだなあ。何かやり方が悪かったかなあ。何が悪かったんだろう。私モテないんだあ。
ジュリーはスタッフを責めた。
イベンターのやり方が甘すぎる。もっと気合いを入れて集客しろ。もっと客入るだろう?こんなに人数の少ないところで歌うのは、僕には酷だ。
人によっては客を責める。
なんで俺の歌がわからないんだ。なんで客がこんなに来ないんだ。
俺の良さがわからねえ奴らばっかりだ!
この3パターンが多いんじゃないかと思う。
でも、すごいのは、
清志郎は誰も責めていないのだ。
責めているとすれば、武雄市の人口(笑)
「ここ、人口少ないんだねえ」
なかなかでない言葉じゃないかと思う。
シンプルに、客の数が少ないことを受け止めて、その上で自分も楽しんで歌を歌っているのだ。
誰かが悪いわけじゃない。
まあ最もマーケティング的にはやり方がどうこうあると思うのだけど、
心のあり方としては最高のあり方なのだ。
ただ、あるがままを受け入れる。
あるがままを受け入れて、自分のできる限りをやる。
そして客に楽しんでもらうことを遂行する。
清志郎は、やっぱり私のメンターだな、と今回のことで思い出しました。
そう、私のメンターでした。
私の心のあり方の対極にいる人。
今日は一日清志郎の歌が頭の中でリフレインしていました。
彼の歌を思い出しただけでいい一日。
そんなわけで、ジュリーありがとう。

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