こんにちは! てらっちです♪
『世界の果てまでイッテQ』、ご存知ですか?
人気番組なので今さら説明するまでもありませんが、その中でも出川哲朗、てっちゃんが海外に行くシリーズがまた人気があるようです。
なぜ、出川哲朗が海外に行くだけでそんなに面白いのか?
そこには、なんと、エンタメ小説を書くものとしては抑えておきたい、『神話の法則』の中で語られる『ヒーローズジャーニー』と共通しているからなんです。
というわけで、今日はそんな『ヒーローズジャーニー』と出川哲朗のお話です。
出川哲朗のコーナーの説明から始めよう
先日も『世界の果てまでイッテQ』を見ていました。
出川哲朗があのカンヌの映画祭へ行ってセレブとツーショットを撮る、というのがあるのですが、もうこれが面白い。あまりにおかしくておかしくて、腹を抱えて笑い、可笑しさに涙を流しながら見てしまいます。
この出川哲朗が海外でセレブと会ったり、またはニューヨークで『はじめてのお使い』をしたりするシリーズも、もう半端なく面白いです。
で、何がこんなに魅力的なのだろうって考えていたら、『神話の法則』に語られる『ヒーローズジャーニー』と同じだと気がついたのです。
そう、視聴者にウケる要素がこのコーナーに物語となって詰まっているんじゃないかってことです。
なぜ出川哲朗が海外へ行くと面白いのか?
なぜ、出川のてっちゃんが海外へ行くと面白いのでしょう?
まずライティングでウケる要素というのがあります。
それがこの3点。
1主役とテーマにギャップがあること
2ヒーローズジャーニーであること
3背伸びをしていないこと
1 .主役とテーマにギャップがあること
ストーリーは、主役とテーマにギャップがあるだけで、人を引きつけます。
ビリギャルも、ギャルが慶応に入るというギャップがあるから、「え?」と目を引くのです。
今回の場合、出川哲朗は英語ができません。
ちょっと番組を見ただけでもわかるように、その英語力はひどいものです。海外にあれだけ行っていれば、もう少しうまくなりそうですが、
「MYもダンサー、YOUもダンサー」
と名言が飛び出ていました。いや、ほぼ日本語じゃん。それでもジョン・トラボルタは手を振ってくれました(笑)人とのコミュニケーションって、もう言葉だけじゃないんだと感じる瞬間です。
これだけ英語ができないのに、海外でセレブと会って写真を撮ることに挑みます。
『はじめてのおつかい』シリーズでは、つたない英語力のみで、目的地に向かう、という難題に挑みます。
このギャップが、まず人の目を惹きつけるのです。
2.ヒーローズジャーニーであること
ヒーローズジャーニーとは、世界中の神話を研究すると、すべてここに行きつく、とされる理論です。
神話の法則

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スターウォーズやロードオブザリングもこの形を取っています。
ヒーローが困難に立ち向かい、今までできなかったことを成し遂げていく。メンターや仲間と出会い、敵と立ち向かい、そして無事に宝を持ち帰ってくる。
というのが大雑把にまとめたヒーローズジャーニーですが(すみません。本当に大雑把なので、興味のある方はちゃんと勉強してくださいね。)てっちゃんもちゃんとやってますよ。
言葉の通じない世界でも、めげずに前向きにソウルで話し(彼は言葉ではなく心で話をするのだ!)そしてその中からきちんと話を聞いてくれる仲間と出会います。
そしてなぜかちゃんと目的地にたどり着き、お題の品をゲットして帰ります。
絶対に無理でしょ⁈という設定なのに、それをなぜか成し遂げてしまうのが、てっちゃん。
「自由の女神」の単語も知らずに「グリーンビッグドール」でなんとかなっちゃうんですから。
毎回、なぜかちゃんとお題を達成するのが本当に不思議!
これをヒーローズジャーニーと言わずして、なんというのでしょう?
3.等身大の自分であるということ
そしてイヤミがないのが、背伸びをしていない、等身大の自分であるということ。
てっちゃんは見たまま、あのままです。
もう飾りようがない(笑)
まあ本人、「MYはダンサー」とかウソはついてますが(笑)(いや、これはやっぱり背伸びか?)100パーセントみんなで「おいっ!」とつっこめるウソで、なんか笑っちゃうんですよね。
とにかくいつでも精一杯、全身全霊で難題に立ち向かい、人々に語りかける姿は海外セレブの目さえ引くのです。
彼の一生懸命な姿そのままが、素直に心に響くのかもしれません。
まとめ
彼のシリーズのお面白さは
英語が全く話せなくて、言うことは本当にめちゃくちゃ。全然さえないオヤジなのに、なぜか海外の人とコミュニケーションをとっちゃって、最後にはちゃんと目的を果たしてしまうことにある
んじゃないでしょうか?
そして、もう一つ。
夢があるんです。
高嶺の花だと思っていた憧れの人に、あれだけの熱意を持っていけば、言葉が話せなくても、コミュニケーションがうまく取れなくても、笑顔と度胸でツーショット写真を撮ったりできるかも‼︎と思いませんか?
何より素直な人柄とあの笑顔がいいのかなあ。
昔は抱かれたくない男第1位だったのにねえ(笑)
また次のヒーローズジャーニー、楽しみにしています。
てらっちでした♪

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