こんにちは! てらっちです♪
ある程度年を経てくると、いろいろと体調不良が起こりますわー。
去年の年末からストレスもあって、今までないくらい病院にお世話になっています。もうびっくりです。
で、原因のひとつに食べ物もあるのかなと考えまして、いままでの「美味しけりゃーいいのよー!」という方針を少し変えて、身体のことをちょっと考えてこちらを読みました。
(今回はAudibleではありませぬ)
レシピは野菜中心です。
ビーガンを推奨しているわけではないとのことですが、ビーガンのお手本になりそうな内容。
日本古来の食生活を見直した食生活を勧めていて、野菜のレシピがてんこ盛りです♪
学んだこと覚書き
レシピばかりではなく、食べる意義と、食の問題を優しい語り口で教えてくれます。これがとてもわかりやすくて納得のいく文体なので、すんなり身体に入っていく感じです。
いくつか忘れないように覚え書き。
体を温める
身体の冷えはなにより大敵。体温が37度では善玉菌が活性化し、逆に35度だと悪玉菌が活性化します。
身体を、そして腸を温めることを意識することがとても大事。
本のあちこちにこの食材は身体を温めるとか、冷やすとか書かれているので食材の機能を知る参考になります。
実は夏に食べるとあせだくになるカレー!
あれ、身体を冷やすんですって。あんなにカーッと熱くなるのにねえ。温めるどころか冷やしてるなんてびっくりです。暑い国ではどこもかしこも辛いものばかりだと思ったら、やはり身体を冷やすようにできているんですね。
米のごはんをたべる
小麦は実は砂糖より血糖値が上昇するとか。主食にするなら小麦のパンよりなるべくごはん。著者さんは、発芽玄米を食べているそうです。パンにする場合でも、豆味噌を塗ったりオイルを塗ったりして腸がよろこぶものを出してあげます。パンと味噌、合うのかしら?
食品添加物
加工食品には今や普通に添加されている食品添加物をなるべく摂取しないためにはやはり自炊。
つきつめると、ご飯とお味噌汁とお漬物、これだけあれば十分な食となります。
抗生物質
豚、牛、鶏などにも普段の餌の中に抗生物質が使われているため、肉にも、卵にも抗生物質が残ってしまう。動物が飼われている環境もひどく、閉じ込められた状況で育てられており、その状況では内臓も弱ります。その弱った身体で病気になると、さらに抗生物質が与えられ悪循環に。
牛糞や鶏糞にも抗生物質が残るため、農家での肥料としても問題。
そんなわけで健康な飼育方法、例えば放し飼いであったり薬の入っていないエサで育てられた肉や卵を推奨しています。
なるほど、我が家の近隣にも鶏放し飼いの農家があり、卵としてはかなりお高いのですが、食べるべき理由があるのですね。
肉を食べるということ
日本における昭和30年の豚肉の消費量は年間700グラム。だったそれだけ。
それが平成26年では11キログラム!
うーん。
たしかに肉を食べすぎかもしれません。しかも我が家はかなり心当たりがあります。
我が家は輪をかけて豚肉食べてますよ、ほんとに。家の男どもは夕ご飯が魚だと「質素!」と文句言いますからね^^;どちらかというと肉食中心です。日本人は古来より野菜中心。お肉は本当にめでたいときくらいでした。身体の不調の一因に肉食に偏重している食生活もあるのかもしれません。
シンプルな味付け
味付けはシンプル。
見ていると、オリーブオイルやフラックスシードオイル(亜麻仁油)などでからめて醤油や豆味噌で味付け、そんな感じでした。
青菜をただ湯がく、というメニューもありました。茹でたところに、さらっとフラックスシードオイルを和えれば、結構日持ちもするんですって。
ナッツに豆味噌というのも面白かったです。
おやつ代わりに素焼きナッツに豆味噌をつけて食べると、腹持ちもするそう。
ルーを使わないカレーもありました。野菜をたくさん煮込んだところにスパイス数種類を最後に入れて落ち着かせるんですって。(詳しいレシピは本をご覧ください)どんな味になるのか興味津々です。
この本の精神がとても魅力的
とても柔らかい口調でありながら、しかし科学的な見地も交えて食べ物のことをじっくりと教えてくれる一冊です。
その行間から彼女の優しさが、そして食に対する確固たる姿勢が垣間見えます。
いままでの食に対する見方を少しずつでも変えていかなきゃいけないな、そう思える本。
たしかにお肉やケーキやあまーいおやつなど、美味しいものを食べすぎです。昔はハレの日ケの日とあって、ハレの日だけ特別に肉を食べたり甘いものを食べたりしたんですよね。それが今や毎日ハレの日状態。身体も参るわね、そりゃ。
忙しくて加工食品にも頼りすぎてます。
あまり凝ったことはできないけど、ご飯とお味噌汁中心にお野菜を取っていこうと思います。
いきなり肉なしはとてもできないけど、野菜を多めに使うとかね、そういうところからやっていきます。
てらっちでした♪
今日の一冊