職業別おすすめ神社
職業:ブスなお笑い芸人女子
こんにちわ、ときどき出現する神社女子てらっちです♪
かれこれ15年ほど、神社の神さまにはまっています。『古事記』から『日本書記』など読み漁り、そこに出てるくる神さまたちが、神社の神さまだと知ってから、神社女子を名乗っております。
神さまの性格や経歴によって職業別おすすめ神社というのがありますので、たまに紹介していきたいと思いますので、よろしく。書くペースは気まぐれです(笑)
《磐長姫イワナガヒメをお笑い芸人女子におすすめする理由》
イワナガヒメという神様をご存知でしょうか?
富士山本宮浅間大社の御祭神、木花佐久夜毘売(コノハナサクヤヒメ)」のお姉さんです。
コノハナサクヤヒメというのはとても有名な神様で、父はオオヤマツミという偉大な神さま。そして天皇家の始祖、天孫ニニギノミコトに見初められて天皇家の血筋を産み残した大変美しい女性でした。
そして一方イワナガヒメは、一言でいうとブスでした。
まあ、ブスというだけで芸人さんにオススメするわけではありません。
古事記に書かれている姉妹の由来はこうです。
天孫ニニギノミコトは笠沙の岬で、美しい娘を見初めた。結婚したいと申し込むが、父がお答えしますと少女は言う。父のオオヤマツミは、喜んでニニギノミコトにこの姉妹二人を献上した。しかし、天孫は醜いという理由で姉のイワナガヒメを返してしまった。
オオヤマツミはこうニニギノミコトに申し上げた。
「私が二人を奉ったのには訳があります。イワナガヒメを娶られると、天孫の御子の命は、石のように堅く長くあられるでしょう、コノハナサクヤヒメを娶られると、木の花のように栄える、と誓言をたてたのでした。しかしあなたはイワナガヒメを返されたので、天の神の御子のご寿命は、木の花のように短いでしょう」…。
今ならコンプライアンスものです。
美醜で判断するなんてねえ。
それが『日本書紀』の方ではさらに恨みつらみな感じ満載になります。
この話だけですと、暗〜い話しでありますが、ちょっと考えてみてください。ブスの方が、命が長いわけです!人間顔じゃあありません!
芸人も、短命で一発屋で終わるよりも、できれば長く続いてほしいもの。それにぴったりな神さまじゃありません?
ちなみに、イワナガヒメは、スサノオの息子さんと結婚したようです。未婚のままでも終わりませんて。
そんなわけで、《ブスなお笑い芸人さん》に、イワナガヒメの神社をオススメします!
有名なところでは、
京都の貴船神社の結社(ゆいのやしろ)
こちらでは、なんと結婚を断られた人なのに、縁結びの神さまになっています!
滋賀県草津市の伊砂砂神社
宮崎県西都市の銀鏡神社
静岡県内各所の浅間神社にも多く祀られています。
ちなみに
静岡県賀茂郡の雲見浅間神社
では古来コノハナサクヤヒメを表わす『富士』の単語すら禁句だとかいう、根っからのイワナガヒメ信仰のお社です。
わたしのオススメは富士山の白糸の滝の音止めの滝近くにて鎮座する「厳磐叢神社(ゆついわむらじんじゃ)」。
パワースポットですので、白糸の滝や朝霧高原へ行きがてら、参拝してはいかがでしょう?
てらっちでした♪