こんにちは! てらっちです♪
某コミュニティで神社好きから、神社女子などと名乗っておりますが、実はブッディスト。正真正銘、仏教徒でございます。
生まれた時から、某有名新興宗教に属し、そちらもその時はれっきとした仏教でしたので、仏教の教えを多少は学んでいます。そして今は嫁ぎ先の曹洞宗所属。
なんでそんな話しを始めたかと言いますと、今回こちらの本を読んで、あまりにブッダの言葉一つ一つに馴染んだため、そういえば自分が仏教徒だったと思い出したわけで。
ブッダの教えから、現代の生き方を考えさせられる一冊。
『反応しない練習』
今回は、紀元前5世紀のブッダが現代人に伝えたいこと、です。
『反応しない練習』
今、Audible(オーディブル)で、『反応しない練習』という本を聴いています。
ブッダの教えを、現代人にわかりやすく解いたもの。
そんな大昔の人間に現代人の悩みがわかるんかい?
と思っていたら、いやあ、今までいろいろ聴いてきた中で、一番心に馴染んでいるかもしれません。
めちゃくちゃしっくりとして、わたしの心に響いています
『わたしはわたしを肯定する』のおまじない
『わたしは仕事ができる。
優れている』
や、逆に
『わたしはまだまだできていない
もっと自信を持ちたい』
……などと考えることは、全て『判断』だそうです。
この本では『判断』という言葉がよく出てきます。
一度自分の思考を俯瞰して、あ、今『判断』してる、という認識を持ちます。
そしてそんな『判断』をしない、ということをブッダは伝えます。
ーーーー『判断』しないって?「自信を持ちたい」も判断なら、自信を持つのもダメなの?
自信をもちたい!と願う人のスタート地点は「自分には自信がない」というネガティヴ発想。
自信がない→自信を持って認められたいから資格を取ろうと自分にムチ打つ。もっと自信がついてからこうしてみよう……など大事な判断を先延ばしにする、と言った方向に行くことになります。
スタートがネガティヴな「自信がない」では、どこまでいっても自信はつきません。
どこまでいっても、『承認』されたい気持ち、承認欲求は満たされないでしょう。自分で作った『評価』の基準はどこまでがんばっても満たされません。そして自信を持ちたい状況は続きます。
その状況を断ち切るためには、とにかく
『判断』しないこと
とひたすらブッダは伝えてきます。
ーーーまあ自分のことを、わたしはできない、まったくダメだ、なんて卑下しちゃいけないってのは、まだわかる。でも自分に自信も持つなってことなら、どうやって進歩するの?
承認されたい気持ちは、自分のプラスエネルギーになるならOK!修行僧にでもなるのでないなら、承認欲求は無くす必要はありません。
ただ、その承認されたいがために不快な感覚を感じたときは、その思いを手放しましょう。
ただ、あるがままの自分を認めます。
自分が正しくなければ、正しくない自分も認めてください。
『判断』してしまう思考を止めるキーワードがあります。
『わたしはわたしを肯定する』
わたしは仕事ができる!とポジティブに肯定するのとは違うのですよ。
正しくない自分も肯定します。
正しくなくたっていいじゃない。カッコつけたって仕方ないのよ。ありのままの自分を自分で肯定する。
過去を振り返らない
過去を振り返ってたって、過去の不幸に文句言ってたって過去は過去。
今をただひたすらに生きる。
そして過去を振り返らず、自分をただ肯定し、黙々と道を辿ったとき、ふと振り返るとああ、わたしはここまでできるようになったんだ。
そう思ったとき、初めて自信となる。
らしい。
ブッダとアドラー?
聴いていて、アドラーと通じるなと思ったわけですよ。
普通であること。(自分以上を目指さない)
過去にとらわれないこと。
アドラーをかじったとき、これはかなり修行だな、と思ったことを思い出しました。
アドラーでは課題を分離して、過去にとらわれず、普通の自分として生きる。自分の軸を持って、自分の意見をはっきりと伝え、嫌われる勇気を持つ。日本人として人になるべく好かれて生きよう、なんて思っていた人間としては、かなりの難行です。
幸せを目指して生きるのも修行だなと。
ブッダが紀元前5世紀に生まれたとすると、アドラーの見つけた心理学の真理を、2500年も前に見つけ、伝えていたということですかね。
まとめ
覚え書きで、ざらっと書いてみました。
他人と比較して、承認を求めて認めてもらいたい気持ち、すごくあります。
仕事での不平不満は人と比較していたし、認めてもらっていないからだなーと。
自分の『判断』していることを、ラベリングしてああ、今『判断』しているなーと実感する。
『判断』はすべて妄想。
あの人はなんでわかってくれないの?
こう言われた。こうするべきだ。
というのは、自分と他人は違うのに、同じ考え方をするはずがないのに、同じように考えないと憤っている状態。それは自分の勝手な妄想だし、幻想。
『判断』しない。
そのためのおまじないが、
『わたしはわたしを肯定する』
でした。
これがクリアできたら、わたしは仏門に入れるかもしれない╰(*´︶`*)╯♡
仏教の教えって、お寺の坊さんの堅苦しい説教のイメージしかなかったのですが、今回とても仏教に興味が湧きました。
ブッダ、お釈迦様ってすごい人だったのかも!(おそらく間違いなく、当時のスーパースターですが)
今、繰り返し聞いています。
良かったら、どうぞ。
今日ご紹介した書籍
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反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」
- 作者: 草薙龍瞬
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/中経出版
- 発売日: 2015/07/31
- メディア: 単行本
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