こんにちわ、てらっちです♪
あいも変わらず小説ネタ作ったりブログ書いたりする日々です。
小説投稿するのに参考にしているのが『公募ガイド』。毎月家に届くようにしているんですよ。これが昔から好きでしてね。
その『公募ガイド』に小説の通信講座なるものがある、というのはずっと気になっていたのですか、半年前に、意を決して講座を申し込みました。
今回はその通信講座の一部ですが、こんな感じです、というレビューです。
エンターテイメント講座の先生紹介
生意気にも初心者講座ではなく、エンターテイメント講座。
先生は小説家、シナリオライターでもあり、シナリオ・センター副所長でもある柏田道夫先生。来歴をみたら、『武士の家計簿』『武士の献立』の脚本もやってらっしゃる。『武士の献立』なら最近アマゾンプライムで見たばかりです!
料理専門の包丁侍なる武士がいて、その包丁侍の家系に生まれた、まーったく料理に興味がない息子が、料理の腕のたつ嫁とともに切磋琢磨し、料理人として成長していくお話です。客を饗応するために奔走する侍、というところ、なかなか切り口が変わっていて面白いお話でした。
おお、今これを調べて急に先生が偉い人だと再確認しました(笑)まさか最近みた映画の脚本家の先生とは!
なるほど、あの映画のキャラクターづくり、ストーリーと、テキストの言葉が今私の中でひとつになって腹落ちしました。
エンターテイメント講座概要
それはさておき。
エンターテイメント講座は第6講まであります。
こちらの講座は先生のテキストがまとめて送られてきて、それを一つずつこなしてメールで送信または封書で送付。課題提出から20日くらいで講評が送られてきます。
課題をどんどん進めることもできますがやはり講評を受け取ってからやり直すことになります。そりゃそうですね。
ですから早くて半年、遅くて一年くらいかかると思ってください。
講座の内容は?
内容は実際に小説や脚本を手がける人ですから、実戦的な考え方、アイデアの出し方を知ることができます。
プロになったときのアイデアだしはこのようにやっているのだと、なかなか参考になります。
実感したのは、素人で小説を書いている人は好きで書いているわけですから、やっぱり自分の好き勝手に書いているわけです。
しかし、やはりプロは読者を意識しています。
それを知識ではわかっているつもりなのですが、やはり実際に先生に指摘されるのは違います。
自分の提出した課題についてひとつひとつコメントをくれ、文章には赤ペンが入っていました。同じ表現がおおい、もっとシンプルに、など客観的な指導が入ります。
率直な感想
時間がかかりますね。なんでもメールでもSNSでも瞬時にやりとりできる現代ですから、封書でやりとりはなんとかならないかと思います。
昨年のライティング講座は毎週締め切り、投稿して締めきりから1~3日後くらいには添削講評されていましたから、スピード感からすると、遅いのが気になります。順序が逆ならここまで気にならなかったとおもいますが。
ライティング講座と小説講座の違い
やはり、ネットに乗せる文章と紙媒体の文章というちがいがあります。
ライティング講座はネットで『戻る』ボタンや次のネタにクリックされないように読ませる、という技術が要求されます。視聴者に逃げられたらそのあとどんなにいい文章を書いても読まれなければ水の泡です。
読む人をひきつける、そのための技術を学びました。
小説はもっとキャラクターを作りこむこと、背景やストーリーをしっかりと設定すること。そんなことを学びます。
まとめ
学ぶうちに理解したのは、とにかく小説を書きたかったら、一冊でも多く本を読め!ということでした。
宮部みゆきさんも、毎日1冊は読むのだそうです。あの巨匠でさえ毎日読むのです。
あんな巨匠に毎日読まれていたら、とてもかないません。
いやはや。
小説家は読書家の成れの果てといいます。
また小説を読み楽しみながら、読者の期待を裏切るような仕掛けの本を書ける、読書家の成れの果てになれれば、なんてね。
小説家になりたい人へのおすすめ本

小説講座 売れる作家の全技術 デビューだけで満足してはいけない
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大沢在昌さんが実際に生徒を呼んで小説講座の講義をした模様が収録されています。
基本的な技術にはじまり、プロの立場からの厳しい意見、実情なども知ることができます。一通りの技術指導も知ることができるのでは。
柏木先生の本も見つけました!

シナリオの書き方―映画・TV・コミックからゲームまでの創作実践講座
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おまけ。先生の小説、なんだか表紙がおいしそうだったので(笑)あーお茶漬けたべたい。