こんにちわ、てらっちです。
天皇陛下が生前退位のご意向を伝えられたとのニュースが流れました。
古事記ファンとして、天皇家のニュースは一大事。
古事記によれば紀元前660年からつづく天皇家。(いろいろ言われていますが、ここはまあこの年号で)
古来より生前に皇位を譲るというのはありましたが、明治になってからは生前退位はないとのこと。
皇室典範をどうするかが気になります。
個人的には、儀式的なところが気になりまして、皇位を譲るという事は神としての天皇を次の代に譲るということにほかなりません。
神さまだと書くと、軍国主義だと勘違いされそうですが、天皇を軍神としたのは明治政府であって、もともとは五穀豊穣の神さまです。
明治政府がもともとの天皇の意義を変えてしまっただけであって、天皇を神様だとあがめるのは日本の文化、一神教のように妄信的に唯一絶対神としてあがめるのではなく、暮らしのあちこちに神様がいるという日本独特の文化、その神様のトップです。
その神さまとしての天皇を少し理解するのに以前書いたブログ記事をご紹介します。
出雲大社の宮司が書かれた本の紹介記事です。
同じ兄弟神として古来よりの伝承を伝え続けた出雲大社。
出雲大社の宮司も神としての要素があると宮司ご本人が書かれています。
そして天皇家もほぼ同じような儀式が行われていると推測されます。
戦後、表向きは象徴天皇となってしまいましたが、やはり日本の平和を祈る神さまとして天皇家は存在しています。
その天皇が退位される。
大変なご公務、あまりあきらかにはされない大変な祭祀の数々。
お身体が悲鳴をあげられているのかもしれません。
お正月なんて大変なものです。
朝4時半から起きられて、朝5時半から『四方拝』と呼ばれる祭祀が行われます。
元日の午前5時30分に、今上天皇が黄櫨染御袍と呼ばれる束帯を着用し、皇居の宮中三殿の西側にある神嘉殿の南側の庭に設けられた建物の中に入り、伊勢の神宮の皇大神宮・豊受大神宮の両宮に向かって拝礼した後、続いて四方の諸神を拝する。
その後『歳旦祭』、皇族の方も参列しての『元始祭』、総理大臣や閣僚、最高裁判所長官等と『新年祝賀の儀』、それからテレビのニュースでもおなじみの新年の参賀等々、日本で一番忙しい方なのではとも言われます。
天皇陛下が元日に行われる行事の数々「分刻み」のご多忙ぶり - ライブドアニュース
正月だけみてもこれだけの忙しさ。
宮内庁のサイトで天皇のご活動がうかがえます。
各種の国事行為、総理や最高裁判長の任命、各種大量の書類の閲覧御押印、拝謁、ご会見、茶会、午餐、晩餐……見ているだけでくらくらしてきます。
今はお元気とはいえ、82歳のご高齢で、この大変なご公務、祭祀長としての責務はいかほどかと思います。
できれば、代をゆずってゆっくりと奥様と公務でない旅行なんて楽しまれてはいかがかと思うのですが、皇室典範や法律の変更はまだ数年先になるとのこと。
お身体をお大事になさって、残りの人生が楽しめる日が早く決まりますようお祈りいたします。
代譲りとして神さまから人間に戻る儀式でもあるのか、そんなところも気になりつつ^^
てらっちでした♪
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