こんにちわ、てらっちです。
英語の上達はたいしてしていませんが、毎日こちらのポッドキャストを聴いています。
『HAPA英会話』
この『HAPA英会話』の何がいいって、JUN先生のプライベートな話と、内容も実際にサンフランシスコ在住の人たちの生の会話であること。その生の会話の一部分をピックアップして題材にしているのですが(どこまで計算しているのかわからないくらい、普通の会話が流れています)今聞いている第75回から始まっているバイリンガルのシリーズがまた興味深いのです。あ、ちなみにわたしはまとめて過去のポッドキャストを聞いているので、現在はもう第93回。毎週更新されているのでおいつきません^^;
バイリンガルシリーズでは、ハーフの人たちがどんな人生を送ってきたか、いじめの体験、普段どのように考えているかなど、なかなか聴くことのできない内容に、英語を覚えるという本来の目的はそっちのけで興味津々で聞いています。
シンディさんという人が今回の主人公。
見た目が白人ですが、子供のころは日本に住んでいて、途中からアメリカにわたりました。日本のアニメが大好きなこと、日本語と英語の発音がどちらもネイティブに聞こえるようにすごく気を使っていること。
アメリカの日本語学校でいじめられてやめ、今度は日系アメリカ人の社会に入ってもやはり白人として扱われていじめられ、自分との葛藤がつづいたことなどを語ります。
その会話を受けてJUN先生の身の上話が入るのですが、やはり自分とは何者なのだろうかという葛藤がハーフにはつきまとう、逃れられない命題なのかもしれません。
先生もかなり悩んで、吹っ切れるまでに時間がかかったようでした。
第79回では、『ハーフとダブル』という話しが出てきます。
シンディの上司の言葉がとても鮮烈でした。
シンディが東京で働いていたとき、上司がこう指摘したそうです。
「君はハーフなんかじゃない」と言ったというのです。
“You’re not half. You’re double.”
二つの異なる文化と民族性を持ち合わせているから、ダブル。君はダブルなんだよと。
ハーフというとなにか半分足りないみたいですが、ダブルというと二倍持っている、そんな響きになります。
シンディは、こちらの方が混血を尊重した言い方だと思っています。
これはちょっとしたアイデアで、たしかにハーフの人たちはダブルの特権を持っている人、なのですね。
現在は国税調査でも人種を複数選ぶことができるとあります。人種を複数選ぶなんてそんなこと考えたこともありませんでしたが、自分が何者か、混血の人たちにとっては、何人であるかというのはとても大切なこと。そしてシンディはどちらを選ぶこともできないそうです。
人種はひとつじゃない、そういう選択肢もあるんですね。
自分が何者であるのか、どうありたいのか。
ダブル。
この言い方を考えたシンディの上司に拍手。
今日はここまで。
てらっちでした♪