こんにちわ、てらっちです。
しばらく前になりますが、渋谷に行ったおり、少々時間ができました。
どうやって時間を潰そう。
天下の渋谷ですから、一般女子的には青山をめぐってあれ買って、これ買って……といくところ、古代史女子は行くところが違います。
渋谷にたたずむ神社をめぐってきました♪
三つ回りましたが、ほぼ近くにあり、渋谷駅から簡単に回ることができますよ♪
『金王八幡宮』
先日テレビを見ていましたら、こちらには日本で唯一の外国人の宮司さんがいるとのこと。
しまった。お会いしてくればよかった!なかなかいいキャラの宮司さんでした。
駅から徒歩5分ほどのところなので、ちょっと足をのばしてみては。
≪ご祭神≫
応神天皇 『品陀和気命(ほんだわけのみこと)]
(八幡様って、応神天皇が祀られています)
≪ご利益≫
交通安全・子育て・出世
八幡の神は武運の神。『金王八幡宮』のHPによりますと、こう書かれています。
<<人生も山あり谷あり、世の中も一種の戦場であります。運を好転せしむるは武運を司る神のお導きでございます。
人生も一種の戦場!たしかに。心して生きてゆきます。
≪ご由緒≫
1092年に鎮座。長々と書かれた由緒をみますと、出てくる人物が桓武天皇、源氏、平家、と歴史の長さがうかがえます。
社殿および神門は、指定文化財となっています。
三代将軍継承争いのおり、春日局がこの神社に祈願を重ね、そして無事乳母を務めていた家光が将軍と決まったときにこの社殿神門を奉納した、とのことです。
『豊栄稲荷神社』
赤い立ち並んだ鳥居がプチ伏見稲荷していて素敵です♪
『金王八幡宮』の向かいにあります。
≪ご祭神≫
宇迦之御魂命(うかのみたまのみこと)
≪ご利益≫
家内安全、商売繁盛、開運厄除、子授安産など日々の生活の守り神≪ご由緒≫
鎌倉時代、渋谷高重によって渋谷駅に祀られた田中稲荷神社と、道玄坂に祀られていた豊澤稲荷神社が合祀され、昭和三十六年当地に祀られました。
『渋谷氷川神社』。
渋谷駅と恵比寿駅の中ごろにあり、渋谷駅からは徒歩15分ほどのところにあります。
『氷川神社』と言えば、だいたいスサノオノミコトが祀られているお社です。
明治天皇が即位した折も、お伊勢さんより先に埼玉の「氷川神社」に詣でたと言われていますから、『氷川神社』とは、格式高くちょっと一目置かれる存在です。≪ご祭神≫
素盞鳴尊(すさのおのみこと)……………ヤマタノオロチを退治した人。
稲田姫命(くしいなだひめのみこと)……スサノオの奥さん。ヤマタノオロチに食べられる寸前だった人。
大己貴尊(おおなむちのみこと)…………その息子。別名 大国主命(おおくにぬしのみこと)。大黒様と言えばわかりやすいかしら。
天照皇大神(あまてらすおおみかみ)……お伊勢さんのご祭神。(私見では、この場合の天照は古代を治めていた男性神の天照では
ないかと勝手に思っている。)
≪ご利益≫
縁結び、出世開運≪ご由緒≫
創始は非常に古く、慶長十年に記された「氷川大明神豊泉寺縁起」によると景行天皇の御代の皇子日本武尊東征の時、当地に素盞鳴尊を勧請したとある。境内には江戸郊外三大相撲の一つ金王相撲の相撲場の跡がある。
(神社庁HPより)
こちらは渋谷最古のお社といわれるそうですが、景行天皇と言いますと、ここにも書かれていますが、ヤマトタケルのお父さん。もうほぼ有史ぎりぎりの歴史書に残る人物ですから、このお社の歴史の長さは想像以上です。
ヤマトタケル、渋谷にも来てたんですね。
渋谷のビル群の中にこんな静かなお社があるなんていうのが不思議な感じです。
まとめ
古代女子的にみますと、この三社が近くに並んでいるってちょっと意味ありげです。
『豊栄稲荷』のご祭神、宇迦之御魂命(うかのみたまのみこと)は、豊受姫と比定されています。
食べ物の神様で、伊勢神宮の外宮に祀られている豊受大神宮は豊受姫のことですから同じ神様。
また、豊受姫は、古事記に出てくる戦う女帝、神功皇后(じんぐうこうごう)とも言われています。で、『金王八幡宮』の応神天皇[品陀和気命(ほんだわけのみこと)]は、その神功皇后(じんぐうこうごう)の息子です。
隣にあるあたり、母が隣で見守っているとみるのは勘ぐりすぎでしょうか?そして『渋谷氷川神社』の祭神の中の一人、天照は、豊受け姫の祖父とわたしは見ています。(まあ、人の受け売りですが)
あまり祭神がどなたかなんてあまり関心はないでしょうが、そんな見方もできるのです。
古代の人たちの営みをこうして伺うことができるっておもしろいと思いませんか?
今日はここまで。
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