マットデイモン主演の「オデッセイ」を観てきました。
いやあ、面白かった。
何が面白かったって、目標設定や人生の困難を乗り越えるヒントがこの作品には多大にあったのです。
というわけで、今日は「オデッセイ」のレビューをお送りします。
あらすじ
ストーリーは、単純明快。
「火星に取り残されてしまった一人の男、果たして生還できるのか?」
というもの。
水もない、空気もない、だーれもいない火星に取り残されるという絶望的な状況に対して、主人公のマークは
「こんなところで死ねるか!」
と立ち上がります。
そこからがすごい。
空気、水、食べ物、地球と連絡が取れない状況の中、自分の置かれている状況を冷静に確認。
今ある食べ物、酸素の状況、設備はどれだけの期間使えるのか……。
状況を確認してから対応策を考えていきます。
一つずつ解決していくうちに、地球の方でも彼が生きていると確認し、それから……と続いていきます。
あなたならどうする?
さて、あなたはそんな絶望的な状況になったら、どうしますか?
ただ嵐ふきすさぶ火星で、たった一人。
死ぬのは時間の問題。
そんな状況で、ただ嘆いてばかり、文句を言ってばかりではありませんか?
まあ、かくいうわたしもショックでそうなってるとは思います(笑)
ただね。
今置かれている現状でも同じなんですよ。
わたしたちの置かれた状況を、ただ嘆いてばかりでは何も変わりはしないのです。
問題点は何かと確認し、一つ一つ解決していく。
最大目標
「ここで死ねるか」
を設定する。
目標設定の最大で、最低限やるべきことってこれだよな。
と巨大な画面から体感し、実感してきました。
まあ、わたしは科学の知識もないので、あんな火星ではあっという間に野垂れ死にしてるでしょうが、それにしても、
困難な状況でただ嘆くのか、
それとも対処するのか?
彼の行動はひたすらそれをわたしに問いかけてきます。
音楽に乗って乗り越えようぜ
彼は前向きに1つずつ困難を乗り越えます。
そんな彼の乗り越えるさまを暗く深刻にならず、明るくしてくれるのが、「アレス」の船長の残した趣味の悪い(と主人公のマークが言っている)70'sのディスコミュージック。
ノリノリのポップな音楽が、このとんでもない状況を笑い飛ばすように流れます。大変な状況なのに冗談をいいながら乗り越えていくマークの姿。一人で笑いながら、趣味の悪い音楽に悪態をつきながら、生きるために一歩一歩踏み出してゆきます。
いいね、こういう姿は本当、かっこいい。
そして一緒に今まで活動していたクルーも、それから地上でマークを助けるために奔走する人たちも素晴らしい。
さすがアメリカ!と言ったやり取りで、合理的。
どうしたらいいのか、彼を救けるためには、でも自分の立場が、その場合の残業代はそれぞれをちゃんと主張し、ディスカッション、そして正義のために決まりや建前はやぶっていく。
アメリカンだわ。
そして、こうでなきゃね。
リーダーとしての立場。
リーダーとして仲間を引っ張り、自分の発言に責任をもつ。
リーダーとしての苦悩、そして自ら危険なところには突っ込んでゆく。
それぞれのキャラが、置かれた状況でベストを尽くしている、それぞれのキャラに見習うべきことが多くありました。
まとめ
今、目標設定したり、「スーパーベター」で目標をクリアすることをゲーム化してクリアするクエストを少しずつ実行したりしていますが、ああ、こうやって乗り越えたい、そう思える映画でした。
どんな困難でも、どんなに不幸な状況でも、自分が動かなきゃ何も変わらないし、自分が自分の未来を変えるしかない。
あなたは、そのまま泣いているの?
それとも……。
それもできれば明るくクリアしていこうぜ。
どうせ死ぬなら、死ぬまで後悔しないようにね。
監督はリドリースコット。ああ、さすがだわ。
本当に面白い、そう思える映画でした。
今日はこんなところで。
てらっちでした♪