今日はよくある日常の一コマから、人の心の痛みがみえました。
この人は一時が万事、こうして悩み、苦しんできているのだ、と妙に俯瞰してみることができたのです。
たいした事件ではないのです。
ショッピングモールにて、わたしは服がほしいからとユニクロに入りました。
ダンナも最近気にいった「極暖くつ下」をまた欲しいと「オレもくつ下みてこよう」と意気揚々とメンズコーナーへと向かいました。
わたしは自分の都合で入ったため、なるべく早く精算をすませようと、さっさと服を選び、レジへ。そしてレジでお金を払い終えると、なぜかひどくがっかりした顔のダンナがそこにいました。
「ああ、買っちゃったんだ、買っちゃったんだねえ」
何を言っているんだこいつは。
買うよ、私は服を買いに来たんだから服くらい買うさ、何の問題がある。
それからダンナの機嫌が悪いのですよ。
「なぜ一言俺に聞かないのかなあ」
どうやら一言ダンナに聞いてから買ってほしかったらしいのです。
『極暖の靴下は決まった?どうする?一緒に買おうか?』
おそらくこのセリフが彼の中での正解だったようです。
いつもの私なら気がきかなかったとダメだしされてがっくりして、自分が悪いのだと落ち込みます。でも最近のわたしは成長しました!落ち込みませんよ。
落ち込まないどころか妙に俯瞰してみていました。
ああ、この人はこうやって悩みを生み出すんだなあ。
ダンナはしばらく不機嫌でした。
人をコントロールしようとする人は、かなり無駄なエネルギーを使います。
自分が設定したストーリー通りに人を動かそうとし、
そして動かない人はダメな人だと烙印を押し、
そして自分が思うように動かないことに腹をたて、
エネルギーの全てをそのマイナスへと向ける。
だから異常に疲れるし、いつまでも心が晴れることはない。
何かいいことないかな、とはいうけれど、全てがそんな感じにマイナスエネルギーを使うから、いいことがあっても気づかない。
人は自分の思うように動くことなどありません。
人は自分じゃないのだから同じように考えることなどありえないのです。
わたしは長いこと、この人の思うようにしようと努力し、そして疲れてきました。
残念なことに、わたしがダンナはきっとこうすると喜ぶだろう、と思ってやることは
大抵ダンナの逆鱗(げきりん)にふれます(笑)
気を利かせれば気を利かせるほど、逆に怒り出すのです。
本当に不思議。でも考え方がまるっきり違うから、それは仕方なかったんですよ。
彼は保守派で、なるべく最初に立てた予定が変更のないように進めたい人。
そしてわたしはなるべく効率的に、立てた予定を変更してでも楽をしたい人。
彼によかれと思って予定を変更するともめたりね、よくありました。
まだダンナにはストレングスファインダーは受けてもらっていませんが、是非受けてほしい。
根本的なところで違うのを確認するとだいぶ違うと思います。
人は一人一人性質が違う。
ただ、それを直そうとか、自分のいいように変えようというのは無理ってもの。
さて。
まだ心理学は勉強中だから、もう少し勉強してから声がけしていきます。今だとただケンカになるだけ。
今年の目標のひとつが、ダンナの心がもう少し楽になること。
そんなにカリカリしないでさ、楽になろうねー。
てらっちでした♪