先日、コーヒーアレルギーの私はコンビニで買う飲み物がない、白湯(さゆ)でいいからおいてくれ!という投稿をしました。
で、いろいろご意見があったのですが、コンビニ業界の友人から、なぜコンビニのホットドリンクコーナーで、コーヒー以外の飲み物が少ないのか?ということを現場からの知見でお答えいただきました。
コンビニのホットコーヒーがはびこる理由
1.あまりなじみのない商品は却下
限られた品しか置けないコンビニの宿命で、単純に売れない品は却下されてしまいます。
友人のところはコーヒー以外のホットドリンクは、「午後の紅茶無糖」「甘酒」「しじみドリンク」「コーンポタージュ」のラインナップ。
しじみドリンクがどんなのかは気になるところですが、コーヒー日本茶以外で入れられるアイテム全部だそうで。
ホットのミネラル麦茶も入れたことがあったのですが、ちょっと抵抗あるのかあまり売れず。・・・って、いや、しじみドリンクを買う人の方が多いの?ホット麦茶より?
えー?
ちょっと男性社会が反映されているのを感じる次第( ー`_ー)…
2.”2週間”で廃棄しなければいけない
ホットドリンクは温め始めてから”2週間”で廃棄をしなければいけないのも、あまりラインナップを増やせない理由だとか。
たしかに私がコンビニにいたときも、日付のシールを貼って日数を把握していました。
冷蔵ならばそのような規定はないはずなので、やはりちょっとハードルがありますね。売れないと廃棄しなければならないというのは店舗にとってはリスクを負うことになります。
もし白湯を置いたとしても2週間なんですかね?砂糖の入っているものよりは腐敗しにくい気がしますが。
3.コーヒー売れる→コーヒーがさらに増えるの悪循環
ホットドリンクではコーヒーばかりがよく売れるため、コーヒーのアイテムばかりが増えているのが現実だそう。
たしかに需要と供給だけれど、限られたホットドリンクコーナーでコーヒーばかりが占めるのもいかが?
いや、考えようによっては、コーヒーを減らせばまだ入り込む余地があるということです!
コンビニのアイテム発注の現状
コンビニでアイテムを発注している姿をみたことはありますか?首から下げるアイポッドのようなやつです。その発注に使う機械に、アイテムごとに注文を入れていくと、その店舗で売れるアイテムがすぐ集計されるわけですが、そこで売れないと判断されるとすぐにアイテムは減って行きます。
天気でも発注を左右するのですから、売れないアイテムなど、問答無用です。
OLさんでもそのコンビニの近くに大勢いればもう少しラインナップも変わるのかもしれませんが、かといって通うコンビニの周りにOLさんを配置するというのは所詮無理な話です。
なんとかカフェイン以外の飲み物が置かれるようにならないでしょうか?
コンビニで白湯を売る方法を勝手に考えてみた
最近はヨガの影響もあって白湯(さゆ)の需要はあるとみています。
そう言えばわたしがモスバーガーにいたときのコーヒーメーカーでは、一部紅茶用にお湯が出るようになっていました。
セブンのコーヒーメーカーではもう例のセルフの機会が全店設置されているため遅いかもしれませんが、あのお湯が出る仕様ならばお湯だけ販売も可能なはず!
紅茶もレジ販売しているコンビニなら明日から販売可能!
コーヒーと同じカップで50円くらいで販売してくれれば人件費、調達費とも負担にならない、のでは?
裏でお湯を入れて販売してくれるだけでも違います。
ただしミネラルウォーターか、蒸留水、もしくは「〇〇の天然水使用」でね。
ヨガ用に
「専用のアーユルヴェーダ用ポットで、こちらの店舗で10分以上沸かしたものを使用」
なんてのもいいかもしれない。
どんどん手間がかかってるぞ(笑)
とにかくあのラーメン用のポットのお湯じゃないやつで。
ペットボトルなら、ためしに「いろはす」やサントリーの「天然水」でホットの白湯を出してみないかなあ。
実験販売するならぜひ、日本の平均値、実験台の聖地、静岡でお願い致しますm(_ _)m
というわけでコンビニでぜひ白湯を売ってほしいものです。
追記(2016/08/19):最近はコンビニで常温のお水を売ってくれるお店もかなり増えました!店舗にもよるようですが、本当にうれしい配慮です。コンビニさん、ありがとうございます!
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前回の記事はこちら。コーヒーアレルギーは飲める飲み物に限りがあるのです。
てらっちでした♪