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『行動経済学』で購買行動を動かすことができる?!『予想通り不合理』ブックレビュー

こんにちは! てらっちです♪

 

行動経済学を知っていますか?

 

行動経済学、なんて言うととても堅苦しくて私には関係のない世界なんて思ってしまいます。私も実はそう思っていました。ずっと積読本になっていたものを今回読んだのですが、これがまたかなり面白い本でした!

商売する人は必見!

商売しない人も売り手側に騙されているかも⁈

 

忘れてしまう前にアウトプットです!

 

『予想通りに不合理』ダンアリエリー著

予想どおりに不合理: 行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

予想どおりに不合理: 行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

 

 

著者は、人がどのような行動をするかについて実際に大学の学生や一般の人に協力してもらいながら実験しています。

 

私たちがいかに不合理な選択をしているのかを実験結果を示していくのですが、思い当たることも多く。そして意外な結果にも驚きつつ。

 

先日は、その中でも『社会規範』という言葉にかなり衝撃を受けて、ブログ記事を書きました。

その時の記事がこちら。

『市場規範』と『社会規範』でいろんなもめごとの謎が解けた話。『予想どおりに不合理』ブックレビュー。 - ままここmamacoco

 

おとりの実験。

広告でいくつか選択肢がある場合、おとりを作っておくことで、みている人の選択を促す効果がある、なんていうところから衝撃を受けました。説明すると長くなるので省略しますが、私たちの選択は、もしかしたら自分で選んでいるようで、選ばされているのかもしれない、というのです。仕掛ける方がこの人のマインドを理解していれば、おとりの効果を使って、顧客がどのプランを選ぶかを導くことができるはず。

マーケティングも何も、この選択肢の作り方で、購買を変えることができるという事実に、のっけから引き込まれました。

 

高級なアクセサリーである黒真珠、そのかなり高額な値段というのも、作られたブランドによって、その価値が高められただけ。

人間はブランドとしてその価値を認めると、高額でも時間とともに受け入れるようになるんです。例えば、スタバなんてそうですよね。けっこう高いのに、みんな並んででもスタバに行きます。

目隠しでコカコーラとペプシを飲んでもらう実験。目隠しをして飲み比べるとペプシを選ぶ人が多いのに、ラベルを見せてから飲ませると、コカコーラを選ぶ人が多いというのも、ブランドの力。ある意味思い込みの力ということ。

 

ご飯の盛り付けだけでも、料理の味は変わるそうです。

高価な皿に盛りつけたり、デコレーションに凝った方が味をがんばるより美味しく感じるとのこと。

 

実験では、同じ商品の味見でも、高価なカップや皿に乗せた方が、おいしいと感じるそうで、実際に料理の専門学校では、盛りつけにかける授業時間も多いそうです。なるほど。わたしも、もう少し盛りつけや、皿に凝った方が、子供たちに「お、今日のご飯はいいね!」と言われるのかもしれません。

 

価格の効果。

値段が高いと知っただけで、同じ薬でも効果が変わるそう。プラセボ効果ってやつですね。

プラセボの医療効果で、昔、北杜夫さんの『楡家の人びと』という小説

がありまして、その話を思い出しました。

北さんの祖父(と思われる)もお医者様。時代はおそらく明治くらい。そのおじいさまが、出していた薬はビタミン剤だったのに、みんなが「ありがたい、この薬はすぐに治る。この医者は本当に腕がいい」と評判だったとか。

そんなことある?と思いながら当時は読んでいたのですが、信じるものは救われるというか、イワシの頭も信心からというか……いや、本当に治っちゃうらしいのです。

 

11章の実験では、高い薬やプラセボ手術なんて話が載っていました。

患者の一部には従来の手術。

一部には、頭にドリルを開けただけですぐ閉じてしまう、プラセボ手術。

でもどちらも胸の痛みが和らいだというのです。

 

人間の行動を科学していくという試みが、本当に面白いし、実際の結果を知ると、人間なんて、本当に不合理だなと。

でも、その行動はある程度予測できるものなんですね。

 

自分の行動が、広告や周りの人に流されているだけか?思い込みじゃないか?なんてことをちょっと俯瞰してみることもできる一冊となりました。

 

行動経済学、新たな世界でした!

 

『予想通りに不合理』

 

予想どおりに不合理: 行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

予想どおりに不合理: 行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)