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⇒いにしえとこしえ⇒

新しいもの大好き!ワーキングママ目線で使える情報発信と、人生を前向きに変えてくれた学びのシェア中心でお届けします♪ 『日本書紀』『古事記』からハニワまで網羅する日本古代史オタクを10年やってます。

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「日本一幸せな社員を作る」なんて出来すぎた題名と思ったら、本の中身はもっと出来すぎなくらいのサクセスストーリーに感服

だいたい出来すぎた題名である。

 

『日本で一番幸せな社員を作る〜優しさを大切にしたら、人も組織も生まれ変わった』

 

という題名を見ただけで、わたしはまずナメてかかっていた。

性格歪んでようがなんだろうが、ここまで真っ正面から「日本一幸せ」なんて掲げられたら、まずナナメからみたほうがいい。


まあおそらく、こうしたら社員が変わった!というお仕着せものか、自己啓発系の本にありがちなタイトルと中身が一致していない本か……。

なんてかなり上から目線で、今回はAudibleを聴き始めた。
しばらくAudibleを聴いてみて、自分にそぐわなければ聴くのをやめよう、それくらいの気持ちだったのだ。

 

そして聴き始めると、この出来すぎたタイトルのように、いや、さらに5割り増しくらい出来すぎた話しが始まるのである。

 

 

舞台はホテル。


話しの始まりは負債8億というのだから、どう聞いても潰れかけのホテルである。社員も活気がない。

でもこのホテルで働きたいという。しかしその理由をよく観察してみると、「ここを辞めても、こんなホテルで勤めていた人間なんて、どこも雇ってくれるわけはない」というかなりネガティヴな理由で残っているといった具合。

 

そこへこの本の著者がGMとして就任する。

ホテルの立て直しを図る中、他にお金を回したいところなのに、GMは社員教育、社員研修にお金をかけた。

教育といっても、「君たちは、他所でもやっていけるような実力があるんだよ」と自信を持ってもらうため、他のホテルで研修させるのである。

 

そして一人一人と面談もした。時には家族も交えての面談である。

GMは一人もクビを切らないと決め、実際にそれを押し通した。

社員は次第に彼を信用していく。
そのような信用から、またまた出来すぎたストーリーが紡がれていく。

 

心を病んでいる障害者も他の社員と同じように受け入れ、仲間も同じホテルマンとして受け入れた。差別をしない環境に、初めは筆談しかできなかった子が、心を開き話すようになった。

 

ホテルに対し、労組が賃下げ要求、幹部側が否定するというあり得ない状況。賃下げし、今期はぜひ黒字にしたいという要望だった。その後賃上げしていくという条件付きで賃下げを飲み、その年は800万の黒字となった。

 

名もないこのホテルのチョコレートが、一流のホテルやブランドチョコが並ぶ中で70組中のまさかのベスト10入り。みんながホテルのパティシエの作るチョコを食べてほしいと、勝手に3交代制にし、チョコを作る。他の部門の仲間もデパートでの販売に力を貸すことを惜しまない。

 

ホテルのカフェで売る、地元の名店の栗きんとんがなんと7000万を売り上げる。

 

東海豪雨で雨宿りをする人たちを招き入れ、スープをご馳走したり、情報を得るため広間へテレビを運び込んだりと、まるで震災時のディズニーのような神対応をする従業員。

 

社員たちは、みな自主的に考え、仲間と相談し、清掃でホテルをピカピカにするクリーンチームを作ったり、お客さんに喜んでほしいとエンタメチームを作ったり。

とにかく進んで、そしてたのしんで働いているのである。

 

そしてついには、ホテルの年間稼働率が驚異の94.1パーセント!となる。

 

80パーセントを越えれば経営状態がいいホテルだというのが、下手すれば100パーセントを越える日もあるというのだから、この復活ぶりとは!

(その100パーセントを越えるというカラクリは本を読むと分かります)

息も絶え絶えだったホテルが、ここまでの復活を遂げ、社員はイキイキとし、ほっこりな話題が満載なんて、これはもう出来すぎた話しである。


いや、これがフィクションなら逆に担当編集に
「先生〜。いやいやいや、こーれはちょっとやりすぎでしょう。出来すぎていて、嘘っぽくなりますから、もうちょっと控えません?」


と文句さえ言われかねないレベルである。

本当にそんなことが起きるのだろうか。

 

うちの会社は製造業だから、関係ないわーと思いながら聴いていた。そして聴き始めてしばらくして、実際そろそろつづきを聴くのをやめようと思っていた。


しかしである。

もうこの出来すぎレベルに感服してしまった。

 

こんな会社なら長時間労働だろうがなんだろうが、みんな喜んで働くだろう。
会社が自分のことを信じ、任せてくれている。自分たちのことを第一に考えてくれている。
そう思うだけで、社員のモチベーションは上がる。単純だが、本当に上がる。
で、モチベーションが上がって、自分たちでどうやったらお客さんは喜ぶだろうと考え、自分たちでミッションをこなし、そして結果が出ると、こんなに楽しいことはない。

 

 

楽しく働く。

 

 

それが一番幸せなことなんじゃないかと思うのだ。

とりあえず、ここに泊まってみたい。

出来すぎた話しの真偽を確かめたいと思うのだ。

 

《今日のAudible》

柴田 秋雄著

朗読  西村 健志

「日本でいちばん幸せな社員をつくる!」https://www.audible.co.jp/pd?asin=B06Y3QHP4G&source_code=ASSORAP0511160006

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