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『古事記』の神さまは、人間だった?!~古事記に登場する人たちは、存在していたんです、というお話し。

突然ですが、この『古事記』でいう神さまたち、人間なんです。
 
というと、「???」となるでしょうが、スサノオも大国主も実際にいた人物ではないかと言われています。
 
イザナギ•イザナミがポコポコ産んでいた海の神や、木の神、風の神といった自然や家屋に住まう神さまとは違い、スサノオが地上に降りてきたあたりからちょっと神さまの様子が変わります。
つまり、「神」という名の人間の歴史が綴られているわけです。
 
平安末期の『梁塵秘抄』にも
 
「神も昔は人ぞかし」
 
と書かれています。
「昔は神さまも人なのだから」と言っているのです。
 
人=神?
 
そんなことがあるのでしょうか?
 
 
ひとつ考えられるのは、単純に、古代では偉大な人のことを「カミ」と呼んでいたという説です。
 
そんなばかな?
 
いえその名残りはあるのです。
江戸時代でも、「カミ」と呼んでいるのを聞いたことあるでしょう?
ない?
ほら、「越前守(えちぜんのかみ)」の〝守(かみ)〝は聞くでしょう?
力のある人をカミと呼ぶ名残です。
 
また、日本にはもともとアイヌが住み着いており、アイヌが日本の古代語ではないかという説があります。
そのアイヌの言葉でも「カミ」に似た言葉があります。
「カンナカムイ」の「カムイ」です。本来の意味は「雷神」ですが
 
「カンナ」=上、「カムイ」=「神」
 
この「カムイ」に「英雄」「偉大な人」の意味があり、日本における「カミ」となって広まったとする説もあります。
 
英雄、偉大な人をカミと呼んだ   →   神社に祀る   →   人=神(崇めるカミ)
 
という図式ができるわけです。
 
さらに神道では人でも動物でもモノでも魂はみな神へと昇華することができます。ご先祖も神であるし、生き物も亡くなれば霊として神となります。モノにももちろん魂があり、立派な刀、例えば「フツヌシノカミ」などは刀の神さまです、
 
人が神さまとなった例で有名なのは、太宰府天満宮の菅原道真、日光東照宮の徳川家康ですね。
このように、人間も神さまとして祀られることがあるわけです。
ですから古代の神様も、同じ図式で「人」から「神」へと昇格した方がいたわけですね。
(菅原道真は、英雄ではなく、怨念を鎮めるために祀られたので、少し意味合いは違ってきますが、人間→神となった図式は同じです)
 
スサノオにしてもオロチを退治した、という誇大表現の英雄譚部分は事実ではないとしても、大きなケモノを倒した、または大きな豪族を倒してその地を統治した、など出雲に大きな影響を与え、人々から王と讃えられる功績があったということは事実としてあったのでは?と言われています。
 
『古事記』を普通に読んでいたのでは、おそらく空想の神話で済まされてしまいますが、『古事記』の神さまは、遠い昔、血の通った人間として地上を走り、戦い、生活していたのです。
 
古代、『古事記』の神さまは本当にいたご先祖さまだった、として『古事記』を読んでみてはいかがでしょう?
 
また違った感慨が得られると思いますよ。
 
今日はここまで。
 
てらっちでした。
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